
CryptoQuantが市場のボラティリティ拡大を警戒
オンチェーン分析企業クリプトクアント(CryptoQuant)が、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、アルトコインの取引所流入が急増しているとの分析レポートを7月2日に公開した。同社は、この動きについて、暗号資産(仮想通貨)市場全体でボラティリティが高まる局面に先行する傾向があるとの見方を示している。
暗号資産は、売却やポジション調整を行う際に取引所へ送金されることが多く、取引所への流入量は市場の方向性や価格変動を探るオンチェーン指標のひとつとして注目されている。
クリプトクアントによると、ビットコインの取引所流入は6月30日に約4万9,000BTCまで増加した。この規模の流入は今回を除き、2026年に入ってから4回のみ確認されている異例の水準であり、過去には大きな価格変動に先行するケースが多かったという。
また同社は、ビットコインの平均入金額が約1BTCから約2BTCへ倍増したことから、今回の流入は個人投資家ではなく、大口保有者(クジラ)や機関投資家が主導している可能性が高いとの見方を示した。さらに、大口保有者による取引所への入金は、過去には価格下落圧力の先行指標となることが多かったとも説明している。
こうした動きはビットコインだけにとどまらないという。クリプトクアントによると、イーサリアムの取引所流入は6月下旬に125万ETHを上回り、アルトコインの取引所入金件数も約4万5,000件と約2か月ぶりの高水準を記録した。同社は、BTCとETHで同時に取引所流入が急増した局面は、暗号資産市場全体でボラティリティが高まる傾向があると分析している。
また同社は、アルトコインの取引所入金件数は、ビットコインが今年5月上旬の約8万2,000ドル(約1,315万円)から6月下旬に5万8,000ドル(約930万円)を下回るまで下落した局面の前にも同様の増加が確認されていたと説明している。現在もビットコインが6万ドル(約962万円)付近の重要なサポート水準を試す中、市場環境は当時と類似した特徴を示しているという。
こうしたオンチェーンデータに加え、機関投資家の資金フローからも市場の弱さを示す動きが続いている。
米国の現物ビットコインETF(上場投資信託)は、7月2日までの4営業日で約5億2,664万ドル(約845億円)の純流出となり、8週連続の週間純流出を記録した。暗号資産データサイト「ソーソーバリュー(SoSoValue)」のデータで明らかになった。
今回の週間純流出により、米国の現物ビットコインETFでは5月中旬以降、約2か月にわたり週間ベースで資金流出が続いている。暗号資産メディア「ザ・ブロック(The Block)」によると、これは2024年に現物ビットコインETFの取引が開始されて以降、最長の週間資金流出記録となったとのことだ。
Bitcoin is testing $60K support, and exchange deposits are flashing warning signs.
— CryptoQuant.com (@cryptoquant_com) July 2, 2026
BTC inflows jumped above 50K/day, ETH inflows spiked above 1.25M, and altcoin deposits hit a two-month high.
Whales appear to be leading the move.
Incoming volatility. pic.twitter.com/pEeP6jESC4
参考:クリプトクアント・ソーソーバリュー ・ザ・ブロック
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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