ヒューマニティ関連ウォレットから資金流出、財団メンバーの秘密鍵侵害を確認

外部分析では被害3,200万ドル超との見方も

オンチェーンアナリストのスペクター(Specter)氏が、分散型IDプロジェクト「ヒューマニティ・プロトコル(Humanity Protocol)」に関連するウォレットから資金流出が発生していると6月9日に報告した。その後、ヒューマニティ財団(Humanity Foundation)メンバーの秘密鍵侵害を伴うセキュリティインシデントが確認された。

スペクター氏によると、当初、ネイティブトークン「H」を保有する17以上のウォレットから資金が流出し、被害額は500万ドル超(約8億円)とみられていた。

その後、ヒューマニティ創設者のテレンス・クォック(Terence Kwok)氏が同日、ヒューマニティ財団メンバーの秘密鍵侵害を検知したと発表。続いてヒューマニティ公式Xアカウントでも同様の内容が公表された。

ヒューマニティ財団は、安全が確認されるまでブリッジおよび流動性プール(LP)を利用しないようユーザーに呼びかけている。現在、同財団はセキュリティ専門家や取引所パートナーと連携し、影響範囲の調査および影響を受けたシステムの保護を進めているという。

また同財団は、公式情報はヒューマニティ公式Xアカウントおよびクォック氏のXアカウントからのみ発信すると説明している。

その後スペクター氏は、自身のTelegramチャンネルで被害額が3,200万ドル(約51.3億円)超に拡大したとの見方を示した。同氏によると、流出資金のうち約2,370万ドル(約38億円)がイーサリアム(ETH)へ交換され、約790万ドル(約12.7億円)相当はHトークンとして残っているという。

また同氏は、今回のインシデントの詳細な原因は現時点で不明としながらも、影響を受けたウォレットがヒューマニティ・プロトコルとの共通の接点を持っている可能性を指摘している。

さらにオンチェーン分析サービスのルックオンチェーン(Lookonchain)は、攻撃者が流出したHトークンを売却しETHへ交換していると報告した。同サービスによると、Hトークンはインシデント発生後に一時約90%下落したという。

なお記事執筆時点で、ヒューマニティ側は被害総額やインシデントの詳細な原因、影響範囲について正式な説明を行っていない。本件については現在も調査が進められており、今後追加情報が公表される可能性がある。

参考:ルックオンチェーンスペクター(テレグラム)
画像:iStocks/Peach_iStock

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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