HYPE現物ETF「90分で19億円」到達|最高値更新で派生市場の主役に

この記事の要点

  • BitwiseのHYPE現物ETF「BHYP」が90分で約19億円を記録
  • HYPE関連ETFに9日間で約142億円流入、価格は最高値更新

上場1週でAUM64億円・需要急拡大

米資産運用企業Bitwise(ビットワイズ)CEOのハンター・ホースリー氏は2026年5月27日、自身のX(旧Twitter)で、同社が運用するハイパーリキッド(Hyperliquid/HYPE)の現物ETF「BHYP」が取引開始から約90分で1,200万ドル(約19億円)の出来高を記録したと明らかにしました。

ローンチから1週間あまりで純資産総額(AUM)は約4,000万ドル(約64億円)まで積み上がっており、HYPE現物ETF市場への資金流入が加速しています。

資金流入が続くBHYPは、2026年5月15日にニューヨーク証券取引所(NYSE)へ上場した米国初の現物ハイパーリキッドETPで、Bitwise自社のステーキング部門「Bitwise Onchain Solutions」を通じてステーキング報酬を獲得できる設計を採用しています。

この仕組みによって、証券口座を保有する投資家は仮想通貨取引所や自己管理ウォレットを介さずに仮想通貨(暗号資産)HYPEへのエクスポージャーを取得できるようになっており、機関投資家による新たな資金流入ルートの拡大が進んでいます。

「BHYP」は本日ここまでの開始90分間で約1,200万ドル(約19億円)の取引高を記録しました。

ローンチからわずか1週間余りで、運用資産残高(AUM)は4,000万ドル(約64億円)に到達しています。(後略)

ETF経由でHYPE急騰、派生市場でもシェア拡大

9日で142億円流入、Bitwiseも自社買い宣言

BHYPを含むHYPE関連ETFへの資金流入は足元で加速しており、ハイパーリキッド関連ETF全体への流入額は過去9日間で約8,900万ドル(約142億円)に達したと伝えられています。

この流れを受けて、1日あたりでは約920万ドル(約15億円)の買い需要が継続しており、BitwiseのBHYPと21SharesのTHYPを中心に運用資産も拡大しています。

こうした資金流入を背景に、Bitwise自身もHYPE需要を押し上げる施策に動いており、同社は2026年5月18日、BHYPの運用報酬の10%をHYPE購入に充ててバランスシート上で保有する方針を公表しました。

ETF経由の資金流入に加え、運用会社側の継続的な買い需要も加わることで、HYPEの需給環境には強い買い圧力が形成されています。

HYPE最高値64.59ドル、100ドル視野に

HYPE価格は2026年5月26日に65ドル台まで上昇し、CoinMarketCapによると過去最高値64.59ドルを更新しました。

ビットコイン(BTC)が77,000ドルの抵抗線を下回る推移を続けるなか、HYPEは相対的に強い値動きを見せており、価格発見局面へ入りつつあります。

59.40ドルのブレイクアウト水準を維持した場合、フィボナッチエクステンション(主要安値・高値から算出する上値目標)では72〜76ドル付近が次の節目として意識されています。

その先には89.50ドル、さらに101ドル付近まで上値余地が広がるとの分析も出ています。

強気ポジションの積み上がりは派生市場にも波及しており、HYPEの集計建玉(オープンインタレスト)は20億ドル近くまで拡大し、ファンディングレート(無期限先物の調達金利)も0.004%付近で推移しています。

派生シェア60%、ハイパーリキッドが市場で台頭

HYPEへの資金流入が続く一方で、ハイパーリキッド自体も派生市場でシェアを拡大しています。

Bitwiseは公式リリースで、同プラットフォームがオンチェーン派生建玉の約60%を占める説明しており、2025年の取引高は2.9兆ドルに到達、前年比では400%超の成長率を記録したとしています。

中央集権型取引所を含む派生市場全体でも存在感は強まっており、CoinGlassのQ1 2026レポートでは、ハイパーリキッドが派生取引高ランキングでTop10入りし、平均建玉約60億ドル、ピーク時には約97億ドルへ達したと報告されています。

こうした市場基盤の拡大に加え、グレースケールが準備を進める「GHYP」が上場した場合、1日あたり800万〜1,200万ドル規模の追加資金流入が発生するとの試算も浮上しており、現物ETFと派生市場の双方でHYPE需要の拡大が続いています。

HYPE、ETF需要とHIP-3で市場領域を拡張

米国ではビットコイン・イーサリアム以外のアルトコイン向け投資商品の選択肢が広がるなか、Bitwiseは公式リリース時点でHYPEが時価総額10位まで成長したと説明しています。

BHYPに加えて21SharesのTHYPも資金流入を集めるなか、ハイパーリキッド側でもHIP-3フレームワーク(第三者が許可不要で派生市場を立ち上げられる仕組み)を通じて、株式・コモディティなど現実資産の派生市場をオンチェーン化する取り組みが進められています。

現物ETFを通じた機関資金の流入と、HIP-3による派生市場の拡張が並行して進むなか、HYPEを取り巻く資金フローと商品ラインナップの拡大は今後も続く見通しです。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.19 円)

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Source:ハンター・ホースリー氏X投稿Bitwise公式リリース
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:仮想通貨ニュース最新一覧【毎日更新】 - 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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