仮想通貨が「投資から決済へ」南米で日常利用が拡大、Oobitがコロンビア進出

この記事の要点

  • Oobitがコロンビア参入、仮想通貨のVisa加盟店決済に対応
  • ブラジルでは決済利用が202%増加、南米で日常利用拡大

まずは仮想通貨決済を詳しく

Oobit、コロンビアで仮想通貨決済開始

仮想通貨決済プラットフォームOobit(オービット)は2026年5月17日、コロンビアでサービスを開始したと発表しました。

これにより、コロンビアの利用者は自身のウォレットに保有する仮想通貨をVisa加盟店での支払いに直接利用できるようになりました。

Oobitは、仮想通貨(暗号資産)を法定通貨へ事前換金することなく店舗決済に利用できる仕組みを展開しており、今回のコロンビア進出によってラテンアメリカ域内でのサービス提供地域を広げています。

ラテンアメリカの仮想通貨市場は440億ドル(約7兆円)規模に達しており、コロンビア・ペソは中央集権型取引所におけるステーブルコイン購入通貨別シェアで世界2位にランクインしたと、Chainalysis(チェイナリシス)の調査で報告されています。

ブラジル202%成長で南米拡大へ

月20件・400ドルがブラジルで定着

Oobitは今回のコロンビア展開について、すでにサービスを展開しているブラジル市場での利用拡大を踏まえた戦略だと説明しています。

同社は2024年11月にブラジルでサービスを開始しており、同社によると、サービス開始以降の決済利用は202%増加しています。

ブラジルのアクティブユーザーは、1人あたり月平均約400ドル(約6万3,000円)を決済に利用しており、月間取引件数も平均20件に達するなど、仮想通貨決済の日常利用が広がっているといいます。

USDTが最大シェア、決済用途は食料品が35%

Oobitによれば、決済に利用される仮想通貨では、ステーブルコインのテザー(USDT)が最大シェアを占めており、Oobit独自トークン「OOB」が2位、USDコイン(USDC)が3位となっています。

また決済カテゴリー別では、ラテンアメリカ域内で食料品店・スーパーマーケットが35%を占め、レストラン8.8%、その他食品店7.2%、百貨店5.3%、ファストフード4.1%と、日常消費関連での利用が中心となっています。

ブラジル市場では用途の多様化も進んでおり、美容院・理髪店5.5%、ガソリンスタンド5%のほか、家電・自動車関連店舗でも決済利用が広がっていると同社は説明しています。

「投資から決済へ」CEOが利用転換を強調

こうした利用拡大について、Oobit共同創業者兼CEOのアムラム・アダール氏は、ラテンアメリカが「デジタル資産の実用面で世界的なリーダーになりつつある」と述べました。

同氏は「仮想通貨はもはや投資対象ではなく、食料品や医療費の支払いにも利用されている」とも語り、ラテンアメリカ域内で日常決済への利用が広がっているとの認識を示しています。

実需を支える基盤として、Oobitは秘密鍵を利用者自身が管理する非カストディ型プラットフォームを採用しており、80以上の国・地域に広がる1億5,000万店超のVisa加盟店で仮想通貨決済を利用できる体制を構築しています。

ブラジル中銀が新規制施行、決済拡大に関心

ラテンアメリカでは、仮想通貨決済の普及拡大にあわせて規制整備も進められています。

なかでもブラジル中央銀行は、ステーブルコインを用いた国際送金や決済を外国為替取引の枠組みに分類する新制度を2026年2月から施行しています。

Oobitのコロンビア展開が現地での仮想通貨決済利用をどこまで押し広げるかに加え、今後はペルー・メキシコなど未展開市場への拡張動向にも関心が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.84 円)

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Source:Oobit公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:仮想通貨ニュース最新一覧【毎日更新】 - 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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