サークル、独自L1「Arc」のトークンで約3.2億ドル調達。a16zやブラックロックら参加

サークルがArcトークンで約350億円調達

米サークル(Circle Internet Group)が開発を行うレイヤー1ブロックチェーン「アーク(Arc)」のネイティブトークン「ARC」のプレセールにて、同社は2億2,200万ドル(約350億円)を調達した。同社の2026年第1四半期決算で5月11日に発表された。

同社は、今回のプレセールでARCの完全希薄化後評価額(FDV)を30億ドル(約4,730億円)に設定したと説明している。出資には、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)やブラックロック(BlackRock)、アポロ・ファンズ(Apollo Funds)、SBIグループ(SBI Group)、インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange)などが参加しているとのこと。

またa16zクリプト(a16z crypto)のゼネラルパートナーであるアリ・ヤヒヤ(Ali Yahya)氏は今回の投資について、「現在のブロックチェーン基盤は、大規模金融機関向けには設計されていない」と説明した。そのうえでアークについて、プライバシー機能や高速決済機能を備えた「新しい経済オペレーティングシステム」だと同氏は位置付けている。

またサークルは今回、ホワイトペーパーも公開した。同資料では、ARCについて「ガバナンス、セキュリティ、ネットワーク運営を支えるネイティブ協調資産」として説明されている。

ARCの初期供給量は100億ARCに設定されている。このうち60%はネットワーク参加者向け、25%はサークル保有分、15%は長期準備金に割り当てられるとのこと。

またサークルは同時に、2026年第1四半期決算も公表した。決算書によると、第1四半期末時点のUSDC流通額は770億ドル(約12.1兆円)となり、前年同期比28%増加した。また、USDCのオンチェーン取引量は四半期ベースで21.5兆ドル(約3,391兆円)となり、前年同期比263%増加している。

同四半期の総収益および準備金収益は6億9,400万ドル(約1,095億円)となり、前年同期比20%増加した。一方、継続事業ベースの純利益は5,500万ドル(約86.8億円)となり、前年同期比15%減少した。

さらにサークルは今回、AIエージェント向け基盤「サークル・エージェント・スタック(Circle Agent Stack)」も発表した。同社によると、同機能では0.000001ドル単位のUSDC送金にも対応するという。

なおアークを巡っては今年4月、サークルが量子耐性(ポスト量子)対応ロードマップも公開している。同社は、量子コンピュータによる暗号解読リスク「Q-Day」が2030年まで、またはそれ以前に到来する可能性があると説明。そのうえで、銀行やフィンテック、ステーブルコイン発行体、RWA(現実資産)基盤などにとって、長期的な暗号耐久性は「インフラ設計の前提条件」になるとの認識を示していた。

同ロードマップでは、ウォレット認証やバリデータ認証、インフラ領域などを含め、ブロックチェーン全体で段階的に量子耐性へ対応する方針が示されている。メインネットでは、ポスト量子署名方式を活用した量子耐性ウォレットも導入予定とのことだ。

参考:サークル
画像:PIXTA

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメント

タイトルとURLをコピーしました