「DOGE・SUI・HYPE」が証券口座で購入可能に|21シェアーズが欧州ETP 9本追加

この記事の要点

  • 21シェアーズが2026年4月10日、クセトラに9本追加上場
  • DOGE・SUI・HYPEなどが欧州の証券口座から購入可能に
  • BTC優先株連動で年率11.25%配当のETPも新規投入
  • クセトラETPシェア26%、欧州最大級の発行体に

欧州クセトラに仮想通貨ETP 9本を追加上場

スイスの資産運用会社21シェアーズ(21shares)は2026年4月10日、ドイツ証券取引所の電子取引プラットフォーム「クセトラ(Xetra)」に仮想通貨関連ETP(上場取引型商品)9本を追加上場したと発表しました。

今回追加された商品には、ドージコイン(DOGE)スイ(SUI)ハイパーリキッド(HYPE)といった主要アルトコインが含まれており、これまで投資手段が限られていた銘柄にも証券口座経由でアクセスできるようになります。

さらにビットコイン(BTC)を大量保有する企業ストラテジー(Strategy)が発行する優先株「Stretch」に連動するETPも加わっており、配当収益を狙った設計で年率11.25%の変動配当が月次で現金分配されます。

欧州の個人・機関投資家が証券口座を通じて売買できる仮想通貨関連商品の選択肢は、ステーキング報酬付きETPも含めて大きく広がりました。

クセトラにおける同社のETP市場シェアはすでに26%に達しており、今回の追加上場で欧州最大級の仮想通貨ETP発行体としての立場をさらに固める見通しです。

市場シェア26%、21シェアーズ欧州戦略

世界初ETPから8年、ドイツで築いた地盤

21シェアーズは2018年11月にSIXスイス証券取引所へ世界初の現物裏付け型仮想通貨ETP「HODL」を上場させたスイスの資産運用会社で、現在はデジタル資産プライムブローカー最大手のFalconX傘下で独立運営を続けています。

クセトラにおける2025年の二次市場取引高は46億ドル(約7,332億円)を超え、欧州全体では前年比56%増の119億ドル(約1.9兆円)を記録しました。

既存のラインアップには、総コスト比率(TER)が年率0.10%と業界最低水準のビットコイン・コアETP(ティッカー:CBTC SE)が含まれており、コスト効率を重視する機関投資家から支持を集めています。

追加9本、配当11.25%の商品も

今回新たに加わった9本は以下のとおりです。

商品名 ティッカー
21shares Sui Staking ETP 21SI GY
21shares Hyperliquid ETP 21HY GY
21shares Dogecoin ETP DOGE GY
21shares Toncoin Staking ETP 2TON GY
21shares Ondo ETP 21ON GY
21shares Hedera ETP HDRA GY
21shares Jito Staked SOL ETP 21JS GY
21shares Pyth Network ETP PYTH GY
21shares Strategy Yield ETP 21ST GY

発表によれば、スイ・トンコイン(TON)・ジトー・ステークドSOL(Jito Staked SOL)の3本はステーキング機能を組み込んだ設計で、現物の値動きにネットワーク報酬をあわせて基準価額に反映します。

ストラテジー・イールドETP(21ST GY)はストラテジーが発行する変動配当型の永久優先株「Stretch」に連動します。年率11.25%の変動配当を月次で現金分配する商品として、欧州で先行上場していた銘柄です。

アルトコイン・ステーキング・配当型まで網羅する商品構成について、同社のプロダクト開発ディレクター、ヤスミン・ミュールハウプト氏は「機関投資家水準の商品への需要拡大」を上場の背景として説明しています。

同氏は「ドイツの投資家は世界でも最も洗練された層に属し、デジタル資産を投機ではなく戦略的配分の中核として扱う動きが強まっている」と述べました。

SUIもHYPEも証券口座で購入可能に

クセトラは欧州ETF・ETP取引の約30%を占める域内最大の取引プラットフォームで、その商品棚に今回9本が加わったことで投資家の選択肢は大きく広がりました。

21シェアーズはクセトラ以外にも、ユーロネクスト・パリ/アムステルダム/ロンドン証券取引所/スイス証券取引所SIXに商品を上場させており、欧州で最多かつ最も多様な仮想通貨ETPスイートを抱える発行体となっています。

2025年には欧州で新たに16本のETPを発行しており、ステーキング報酬付き商品や優先株連動商品の投入ペースを維持しています。機関投資家のポートフォリオ戦略への組み込み余地は今後も拡大するとみられています。

欧州ETP市場拡大、大手金融も参入

欧州では規制対応の仮想通貨投資商品をめぐる競争が激化しており、BNPパリバもBTC・ETH連動ETN6本の提供を開始するなど、伝統的な金融機関の参入が相次いでいます。

同様の動きは米国でも加速しており、モルガン・スタンレーが自社ブランドのビットコインETP「MSBT」を上場させるなど、機関投資家向けの仮想通貨アクセス整備は世界規模で広がっています。

クセトラ市場シェア26%の21シェアーズが商品ラインアップをさらに拡充するなか、仮想通貨ETP市場の競争環境と新商品の承認動向に今後も注目が集まります。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.17 円)

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Source:21シェアーズ発表
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:仮想通貨ニュース最新一覧【毎日更新】 - 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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