トランプコイン「$TRUMP」、市場の低迷に伴い最高値から85%下落
ドナルド・トランプ氏の公式ミームコイン「$TRUMP」が、市場の下落とともに大幅に暴落していることが明らかになりました。

TRUMPトークン、年初来高値から急落
暗号資産市場全体の低迷を受け、TRUMPトークンは現在10.2ドルで取引されており、1月に記録した史上最高値73.43ドルから85%以上下落しました。CoinGeckoのデータによると、過去1週間で19%の下落を記録し、直近1日でも4%値を下げています。
この下落は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要銘柄が、過去1週間で8%以上の下落を記録したことに並行しています。また、伝統的な金融市場の主要指数も売り圧力に晒されており、特にトランプ氏が週末のインタビューで「景気後退の可能性もありうる」と発言したことが、不安定なマクロ経済環境に対する懸念をさらに高めています。
Solanaのミームコイン市場にも影響
TRUMPトークンの急落は、Solana上の他のミームコインにも波及しています。Solanaは2024年初頭にミームコイン取引の主要プラットフォームとなりましたが、同年2月にアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が関与するLIBRAトークンスキャンダルが発生し、市場全体の信頼感が揺らぎました。
この影響を受け、Solanaのミームコイン市場は全般的に低迷しており、以下のような主要トークンが大幅に値を下げています。
- Fartcoin:最高値から91%下落し、現在0.226ドルで推移
- Bonk(BONK):83%下落
- Dogwifhat(WIF):91%下落
また、Solana以外のブロックチェーン上のミームコインも影響を受けており、Dogecoin(DOGE)は過去30日間で38%、Shiba Inu(SHIB)は26%の下落を記録しました。
市場低迷の中での明るい兆し
こうした厳しい状況の中でも、Solanaのミームコイン市場は完全に崩壊したわけではありません。Solanaベースのトークンローンチプラットフォーム「pump.fun」は、依然として15万件以上のデイリーアクティブアドレスを維持しており、継続的に新しいトークンが市場に誕生しています。
しかし、Solana自体の価格も下落が続いており、SOLは3月11日に過去1年間で最も低い価格を記録しました。
今後、暗号資産市場全体の動向や、マクロ経済の影響がどのようにミームコイン市場に波及していくのか、引き続き注目が集まります。
国内最大級のNFT専門メディアである「NFT Media」では、NFTの基礎知識から最新トレンドまで幅広く発信しています。
まずは、「NFTとは?」の記事から、NFTの基礎知識について学ぶのがおすすめです。
The post トランプコイン「$TRUMP」、市場の低迷に伴い最高値から85%下落 first appeared on NFT Media.
参照元:NFT Media