暗号資産のセキュリティ強化へ「JPCrypto-ISAC」設立で情報共有を促進

暗号資産のセキュリティ向上へ「JPCrypto-ISAC」設立、業界内の情報共有を促進(JPCrypto-ISAC established to enhance security in the crypto asset industry and promote information sharing)

JPCrypto-ISACが正式発足

2025年3月7日、日本の仮想通貨業界におけるサイバーセキュリティ強化を目的とした団体「一般社団法人 JPCrypto-ISAC」の設立が発表されました。

同団体の発表によると、JPCrypto-ISACには仮想通貨取引所やブロックチェーン関連企業が参加し、サイバー攻撃などのインシデント情報の共有や調査研究、行政機関との連携を積極的に進める方針です。

また、国際的なサイバーセキュリティ組織とも連携し、最新の脅威情報の交換を行う計画であることも報告されています。

暗号資産業界に求められる安全対策

公式発表では、JPCrypto-ISAC設立の背景として、国内の仮想通貨業界におけるセキュリティ情報の共有体制がこれまで不十分だったことが指摘されています。

2020年の資金決済法・金融商品取引法の改正以降、仮想通貨業界では迅速にインシデント情報を共有する仕組みがなく、緊急時の対応が遅れるなどの課題が浮上していました。

特にブロックチェーン技術に関連する新たなサイバー脅威への対応策について、業界全体で共有する機会が限られていたことが、JPCrypto-ISAC設立を後押ししました。

同団体は、こうした課題を克服するため、企業間の連携を深め、業界全体のセキュリティ向上に大きく貢献していくことを目指しています。

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

Souce:JPCrypto-ISAC発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です