Tether社:USDTをビットコイン、ライトニングネットワークに統合
USDTがビットコインエコシステムで利用可能に
ステーブルコインを発行していることで知られるTether(テザー)社は2025年1月30日に、ライトニングラボと提携し、USDTをビットコイン(BTC)とL2であるライトニングネットワークで利用可能にすることを発表しました。
Tether Bitcoin
Tether Brings USDt to Bitcoin’s Lightning Network, Ushering in a New Era of Unstoppable Technology
Read more: https://t.co/xJVKLHfht0 pic.twitter.com/PfftiXMLSO— Tether (@Tether_to) January 30, 2025
Tether Bitcoin
テザーがUSDTをビットコインのLightning Networkに導入。新たな時代を切り開く革新的技術。
今回の統合には、ライトニングラボが開発したプロトコル「Taproot Assets」が活用されており、ビットコインネットワーク上で”高速かつ低コストな取引”を可能にする技術であることが報告されています。
テザー社CEOであるパオロ・アルドイーノ氏は、公式発表の中で次のようにコメントしています。
テザー社は、ビットコインエコシステムの革新を推進しています。
Lightning Network上でUSDTを利用可能にすることで、ビットコインの基本理念である分散性とセキュリティを強化するだけでなく、送金や決済といったスピードと信頼性が求められる金融アプリケーションに実用的なソリューションを提供します。
ビットコインエコシステムの拡大を図る
今回の統合により、ビットコインを受け入れる店舗や事業者は、既存のインフラを活用しつつ、USDTを新たな決済手段として追加できることも明らかにされています。
業界内では、この統合がビットコインのユースケース拡大に寄与し、仮想通貨市場における新たな展開を生む可能性があるとして注目されています。
ライトニングラボのCEOであるエリザベス・スターク氏も次のようにコメントしています。
本日、ステーブルコインの新たな時代が幕を開けました。USDTをビットコイン上に導入することで、ビットコインのセキュリティと分散性に加え、Lightningのスピードとスケーラビリティを実現します。
これにより、世界中の何百万もの人々が、最もオープンで安全なブロックチェーンを活用してドルを送金できるようになります。すべてはビットコインに帰結するのです。
今後、テザー社とライトニングラボは開発者向けのツールを提供し、USDTのライトニングネットワーク対応を推進していく方針であることも明らかにしています。
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Souce:Tether公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Tether公式発表から引用