「規制当局が許可すれば、金融業界は仮想通貨決済を受け入れる」バンク・オブ・アメリカCEO
米国の大手銀行バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のCEOであるブライアン・モイニハン氏は2025年1月21日に公開されたCNBCとのインビューの中で「規制当局が許可すれば金融業界は仮想通貨決済を受け入れる」と語りました。
同氏は「仮想通貨決済はカード決済やApple Payのような決済手段の1つに過ぎない」との考えを示しており、「私たちはブロックチェーン関連の特許を何百件も保有しており、仮想通貨分野に参入する方法も理解している」と語っています。
今回の発言は、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムでの中で行われたインタビューの中で行われたもので「仮想通貨に前向きなトランプ政権下において、銀行業界の仮想通貨に対するアプローチはどのように変化するか」という質問に対して、以下のように回答したと報告されています。
規制が整い、仮想通貨が実際にビジネスで利用可能になれば、銀行システムは決済分野に本格的に参入するでしょう。
この通りを歩いてランチに行った場合には、Visa、Mastarcard、デビットカード、Apple Payで支払うことができます。仮想通貨は単なる別の決済手段になるだけです。
私たちはすでにブロックチェーン関連の特許を何百件も保有しており、この分野に参入する方法を理解しています。
現在の米国には、銀行の仮想通貨市場参入の妨げとなるような仕組みが存在しているため、業界関係者や政府関係者からそのような仕組みの見直しを求める意見が数多く出ていました。
トランプ政権ではそのような仕組みの見直しが実施され、仮想通貨に友好的なルールが適用されると予想されているため、今後は銀行と仮想通貨に関する規制が整備され、米銀行が仮想通貨市場に本格参入する可能性があると期待されています。
ただし、モイニハン氏は仮想通貨を投資や価値の保存手段として考えることについてはコメントを控えており、「それはまったく別の問題だ」とコメントしています。
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Souce:CNBC報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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