バイナンス創業者のCZ氏、予定よりも早く釈放|今後の予定・仮想通貨への関与は?
釈放後初のX投稿も
暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)の創業者であるチャンポン・ジャオ(CZ)氏が4ヶ月間の刑期を終えて、予定よりも2日早く釈放されたことが明らかになりました。
チャンポン・ジャオ(CZ)氏は2024年4月30日に懲役4ヶ月の実刑判決を受けた後、カリフォルニア州中部海岸にある警備の薄い刑務所ロンポックIIで3ヶ月間服役し、8月からはカリフォルニア州サンペドロの更生施設に移送されていました。
CZ氏の釈放は元々2024年9月29日に予定されていましたが、今回は釈放日が日曜日であったため、祝日や休日が釈放日となる受刑者を直前の平日に釈放できるルールに基づいて2日早く釈放されることになったと報告されています。
同氏は以前からX(旧Twitter)で頻繁に投稿を行なっていたことでも知られていますが、2024年9月28日には釈放後初のポストも投稿されています(gmはGood Morningの意味)。
gm
— CZ BNB (@cz_binance) September 28, 2024
今後は教育プロジェクト展開、Web3投資は継続?
記事執筆時点でCZ氏は上記以外のコメントを投稿していないものの、同氏は過去に退任後の活動について、Giggle Academy(ギグルアカデミー)と呼ばれる教育関連プロジェクトに取り組むことを明かしています。
Giggle Academy(ギグルアカデミー)は、世界中の子どもたちに1〜12年程度で基礎教育を無償提供する非営利の教育関連プロジェクトで、「生徒ひとりひとりの個性を活かす教育方針を採用する」と報告されています。
ギグルアカデミーでは新しいトークンを発行するような予定はないものの、教育科目にはブロックチェーンや人工知能(AI)なども含まれていて、具体的には個人に合わせた1〜12レベルの教育コンテンツで以下のような分野の学習機会を提供すると説明されています。
【ギグルアカデミーの教育科目】
基礎的な読み書き・言語・文学・数学・科学・物理学・生物学・金融・プログラミング・芸術・高校教育・EQ・交渉・財務・起業家精神・営業・法務・会計・ブロックチェーン・AI
CZ氏はBINANCEの経営方針に関わることを禁止されているため、今後同氏がバイナンスの運営に関与することはないと予想されますが、服役前には「おそらくいくつかの分野でパッシブ投資を行い、ブロックチェーン・Web3・DeFi・AI・バイオテクノロジー分野のスタートアップの少数トークン/株主になるだろうと考えている」ともコメントされていたため、Web3関連の個人的な投資は継続される可能性があります。
なお、CZ氏は今年6月時点でBNB流通供給量の64%に相当する9,400万BNBを保有しているとも報告されていたため、現在はCZ氏が保有しているBNBをどのように扱うかなどにも注目が集まっています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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