XRP Ledger活用したスマートコントラクト展開が「スマホアプリ」で学べる?RippleとEasyAが提携
「XRPLとEVMの統合」に関する教育を推進
Andreessen Horowitz(a16z)などから資金提供を受けてWeb3学習アプリを展開している「EasyA」は2024年1月29日に、XRP Ledger(XRPL)とイーサリアム仮想マシン(EVM)の統合について開発者を教育することを目的として「Ripple」と提携したことを発表しました。
今回の提携は「XRP LedgerとEVMの統合」について開発者を教育し、新しい分散型アプリケーション(DApps)やユースケースを増やしていくことを目的としたものとなっています。
EasyAは、複数のブロックチェーンに対応したWeb3関連の教育アプリであり、「75万人以上の開発者や創設者からなる大規模なコミュニティ」と「ハーバード大学・MIT・ケンブリッジ大学などの世界トップクラスの大学のブロックチェーンクラブとのパートナーシップ」を有していると説明されています。
公式発表では「スマートフォンからXRPLを活用したスマートコントラクト展開が可能になる」と説明されており、「#60DaysOfXRPL」と呼ばれる取り組みを開始したことも報告されています。
What if YOU could deploy the world’s first smart contract on XRP Ledger’s all-new EVM right from your phone?
Starting today, you can! For the first time, you can bring your smart contracts to #XRPL and we’re showing you how!
Our #60DaysOfXRPL challenges are now live! pic.twitter.com/zxgfVyAwK9
— EasyA (@easya_app) January 29, 2024
もしもスマートフォンからXRP Ledgerの全く新しいEVMに世界初のスマートコントラクトを直接デプロイできたらどうしますか?
今日からそれが可能になります!初めてスマートコントラクトをXRPLに持ち込むことができるようになります。その方法をご説明します。
#60DaysOfXRPLチャレンジが現在開催中です!
2024年4月には「合同ハッカソン」も開催
「#60DaysOfXRPL」は、EasyAのアプリで展開される学習キャンペーンであり、XRPLのEVM統合に関する7つの学習チャレンジを開始することによって、これらの技術統合に関する理解を深めることができるとされています。
この取り組みは2024年4月に「EasyAとXRPLの合同ハッカソン」へと発展する予定で、学習チャレンジの上位開発者には25,000ドル(約370万円)の賞金を獲得するチャンスなどが与えられるとも説明されています。
「EasyA」の共同創設者であるPhil Kwok氏と「RippleX」のMarkus Infanger氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。
【EasyA:Phil Kwok氏】
EasyAのアプリを通じた「XRPLへのEVMプログラマビリティ統合」に関する教育コースの開始は非常に重要で特別なものです。
EasyAコミュニティはわかりやすいモジュールでXRPLについて学ぶことができるだけでなく、4月に開催される「EasyA x XRP Ledgerの合同ハッカソン」でアイデアを提案して、資金調達する機会も得られます。
Web3業界で人気のスタートアップのいくつかは「EasyAのハッカソン」から生まれています。これはXRPLのEVM統合で次のスタートアップを立ち上げるチャンスです。
【RippleX:Markus Infanger氏】
XRPLとEVMの統合は、新しい開発者集団を巻き込んでいくための大きな前進です。EasyAと提携することによって、彼らの強力な仮想通貨コミュニティと世界中の開発者に、XRPLの学習・構築を進めるための有益なリソースを提供することができます。
私たちは、XRPLを活用した次世代を走る主要なDeFiプロジェクトが登場する瞬間を楽しみにしています。
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