ETHのバリデーターステーキングを簡単に「MetaMask Portfolio」に新機能追加

32 ETHの預け入れでバリデーター運営

仮想通貨ウォレットのMetaMask(メタマスク)は2024年1月19日に、イーサリアム(ETH)保有者が簡単に自分専用のバリデーターノードを運営できるように新サービス「バリデーターステーキング」を開始したことを発表しました。

このサービスは、仮想通貨の売買・交換・ステーキングなどといった様々な機能を搭載したポートフォリオ管理ツール「MetaMask Portfolio」で新たに提供開始されたもので、32 ETHを預けることによってメタマスクにバリデータノードを運営してもらうことができるようになっています。

バリデーターとは、ブロックチェーン上の取引データが正しいかどうかを検証する役割などを持つノードのことであり、この役割を果たすことによってステーキング報酬を獲得できる仕組みとなっています。

イーサリアム(ETH)でバリデーターになるためには記事執筆時点で約1,170万円に相当する「32 ETH」を用意して、ノードを運営するためのハードウェアなども用意する必要がありますが、メタマスクの新サービスでは32 ETHを預けるだけで簡単にバリデーターノードを運営して報酬を獲得できると説明されています。

メタマスクポートフォリオで提供されるバリデーターステーキングのご紹介🦊

32ETHを入金することによって、自分自身で常にコントロールできるバリデーターノードをご利用いただけます。

プーリングなし。ハードウェアも必要なし。報酬を受け取るだけ✔

安心の実績を持つ「コンセンシス」がサポート

メタマスクで提供開始されたバリデーターステーキングのサービスは、イーサリアムに特化したソフトウェア開発企業「コンセンシス」によって支えられていると報告されています。

MetaMaskの公式発表によると、コンセンシスは3年以上にわたって33,000以上のバリデータで20億ドル相当以上のETHをステーキングしてきたにも関わらず、スラッシングペナルティ(*1)を受けたことは一度もないとのことです。

(*1)スラッシングペナルティ:ネットワークのルールに従わなかったり、二重署名などの悪意のある行動に関与したりしたステーカーに課せられるペナルティのこと。

同サービスを利用すれば、ハードウェアの準備・継続的なメンテナンス・ソフトウェアアップグレードなどを気にせずに「32 ETH」の倍数をステークするだけで、バリデーターステーキングを開始することが可能で、ステーキングしているETHと報酬も完全に自分でコントロールできるとされています。

ただし、このサービスを利用する場合には、獲得したステーキング報酬から「10%の手数料」が徴収されることになるため、その点には注意が必要です。

バリデーターステーキングの利用方法

MetaMask Portfolioで新たに提供開始された「バリデーターステーキング」の利用方法については以下のように説明されています。

  1. メタマスクウォレットを「portfolio.metamask.io」に接続
  2. 「Stake」タブを選択して、ページ上部の「Validator Staking」に移動
  3. ステーキングの入金に使用するアカウントのアドレスを選択する
  4. スライダーを使用してステークするETH数量を入力(32の倍数のみ選択可能)
  5. ステーキングの概要・報酬率・有効化時間を確認(MetaMaskは獲得された報酬から10%の手数料を徴収します)
  6. 確認後に「Confirm」を選択してウォレットで取引に署名する

バリデーターステーキングの詳細は「こちらのページ」で確認することができます。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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