FTX破産申立代理業者「Kroll」で顧客データ漏洩|詐欺メールなどに要注意

Krollがサイバーセキュリティ事故に遭遇

暗号資産取引所FTXは2023年8月25日に、FTXの破産手続きで債務者の代わりに通知業務などを担当している業者である「Kroll」がサイバーセキュリティ事故に遭遇したことを発表しました。

今回の問題によって、Krollでは特定の請求者の非機密顧客データが漏洩したとのことで、現在はKroll社が影響を受けた個人に対して”自身の身を守るためにできる措置”について通知を行っていると報告されています。

FTXは今回の発表で「FTXアカウントのパスワードはKrollによって管理おらず、FTXのシステムには影響がなかった」と報告していますが、影響を受けた個人には詐欺メールなどが送信される可能性があるため、詐欺や詐欺メールには十分注意するようにとの注意喚起がなされています。

FTXは、破産申立代理人である「Kroll」がサイバーセキュリティ事故に遭遇し、係争中の破産事件における特定の請求者の非機密顧客データが漏洩したことを知りました。

この問題は「Kroll」で発生したもので、同社は影響を受けた個人に”自身の身を守るためにできる措置”について直接通知を行っています。FTXアカウントのパスワードはKrollによって管理されておらず、FTXのシステムに影響はありませんでした。

KrollはFTXの債務者に対して速やかにこの問題を解決したことを保証しており、FTXの債務者は状況を注視しています。破産当事者を装った詐欺や詐欺メールにご注意ください。

なお、今回Krollで発生した問題については「BlockFi」からもアナウンスが行われています。

仮想通貨業界では何らかの理由で漏洩した顧客データを用いて対象者に詐欺メールを送信し、暗号資産を騙し取ろうとする詐欺行為が多発しているため、そのような詐欺メールには十分警戒が必要です。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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