アイロムグループ、iPS細胞の保管サービスにNFTとブロックチェーン活用へ

アイロムグループとワールドスキャンプロジェクトが再生医療×NFT

東証プライム上場の医療関連企業アイロムグループが、「再生医療×NFT」プロジェクトを立ち上げ、iPS細胞に関するデータをブロックチェーン上に管理する取り組みを計画しているようだ。

アイロムグループは8月7日、東京とニューヨークを拠点にドローンやweb3インフラ・NFTに関するサービスを提供するワールドスキャンプロジェクト(W.S.P)との戦略的パートナシップ契約締結を発表。これにより両者はNFTを活用した「Medical web3」を構築するとしている。

その第1弾として両者は「iCELL BANKプロジェクト」をスタートしたという。なお同プロジェクトによるサービス開始は2024年が予定されている。

「iCELL BANKプロジェクト」では、アイロムグループのiPS細胞作製キット「CytoTune-iPS」を使い、顧客のiPS細胞を作るという。そして顧客個人のiPS細胞を保管しておくことで、顧客は必要な際に、そのiPS細胞から分化させた細胞(顧客自身の細胞)を作り出し、再生医療やオーダーメイド化粧品などに利用ができるとのこと。iPS細胞は作製に時間がかかるため、事前に保存しておくことで必要な際ににすぐ使用できるようにするのが同プロジェクトの目的だ。

なおiPS細胞を作成した顧客には「iPS NFT」が発行され、顧客は同NFTのオーナーになるとのこと。そしてiPS細胞に関するデータはブロックチェーン上で保管され、「iPS NFT」のオーナーはそのデータを自由に活用できる仕組みになっているとのこと。

なお「Medical web3」における新たな事業・サービス推進については、今後両社で協議し、より具体的な実施計画を決定する予定とのことだ。

「あたらしい経済」編集部はアイロムグループおよびW.S.Pに対し、「iCELL BANKプロジェクト」において採用するブロックチェーンについて問い合わせを行っている。返答が得られ次第、この記事に追記をさせていただく予定だ。

関連ニュース

参考:アイロムグループ
images:y.uemura・PIXTA

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です