【月間海外NFTニュース】2023年4月|これだけは押さえたいニュース6選

本記事では、今月1ヶ月間の海外ニュースの中から、NFT Media編集者が話題のニュースを厳選し、まとめて紹介しています。

1週間ごとにもニュースを記事にまとめて紹介しているので、お手隙の際にぜひご覧ください。

OpenSea Proとは?OpenSeaが新たに発表したNFTアグリゲーターを徹底解説!

引用:OpenSea Pro Twitter

大手NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)は、新たなプラットフォーム「OpenSea Pro(オープンシー・プロ)」を発表しました。

OpenSea Proは、プロのNFTトレーダーのニーズに特化して設計されており、従来のOpenSeaよりも強力な取引ツールに加え、NFTベースの取引報酬を提供する独自のプラットフォームです。

OpenSea Proは、2022年4月に買収したNFTマーケットプレイス・アグリゲーターのアップグレード版であるGem V2のリブランディングと拡張版です。

発表によると、OpenSea Proは、Blur、LooksRare、X2Y2など170以上のNFTマーケットプレイスを含むアグリゲーターです。

OpenSeaは、2月にNFTの取引量でOpenSeaを抜いた新興マーケットプレイス「Blur(ブラー)」の台頭を受け、通常2.5%のプラットフォーム手数料の引き下げを実施しました。

さらに、OpenSea Proのリリースに伴い、OpenSeaの標準手数料を復活させると発表し、OpenSea Proでは、トレーダーに対して一時的に手数料を0%にする予定であることがわかりました。

クリエイターのロイヤリティについては、OpenSea ProはOpenSeaの現在のモデルを維持し、オンチェーン・エンフォースメント方式を使用しないプロジェクトについては、最低0.5%のロイヤリティを要求することにしています。

OpenSea Proは、月額プランもしくは年間プランのサブスクリプション形式で提供され、長期契約には割引が適用される方針です。

企業:OpenSea

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​​https://nft-media.net/marketplace/opensea-pro/29539/

Gucciが、BAYCを手がけるYuga Labsと共同でペンダントNFTを発売。実物ネックレスも登場

引用:Gucci Twitter

イタリアのラグジュアリーブランドGucci(グッチ)は、BAYCなどの世界的なNFTコレクションの制作を手がけるYuga Labs社と共同で、「KodaPendant(コダペンダント)」NFTを発表しました。

このNFTコレクションは、GGと刻印されたKodaの形をしたペンダントが装着されているフィジカル版のネックレスと引き換え可能です。

2023年3月27日にGucciは、Yuga Labs社と提携してメタバース関連事業を開始することを発表しており、今回のKodaPendantの発売はその第一弾とのことです。

フィジカル版のネックレスは、シルバー925でできた長さ50cmのチェーンに、GGの刻印が入った幅22mm×長さ24mmのペンダントがついています。

裏面には、KodaPendantのエディションナンバーが刻印されています。

また、商品の発送時期は、2023年の夏頃を予定しています。

3,333個限定で販売され、価格は450 ApeCoin(約25万円)です。

このKodaPendantは、決して誰でも購入できるわけではなく、購入できるのは、Koda NFTまたはVessel NFTを保有している人だけです。

この2つのNFTは、Yuga Labs社が2022年から展開しているメタバースプロジェクト「Otherside(アザーサイド)」上の土地である「Otherdeed(アザーディード)」のホルダーが、取得可能なものです。

加えて、KodaPendantのフィジカル版のネックレスの配送地域は、アメリカ、カナダ、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、日本、ヨーロッパ諸国に限定されており、ユーザーの居住国によってはかなり入手難易度が高いことがうかがえます。

企業:Gucci

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adidasが展開するNFTコレクション「Into The Metaverse」の続編「ALTS by adidas」が公開

引用:adidas_ALTS by Adidas

スポーツアパレルブランドであるadidas(アディダス)は、2023年4月11日、NFT事業に関する今後の方針を明らかにしました。

アディダスは、2021年12月にNFTコレクション「Into The Metaverse(ITM)」を発表しており、今回の発表で、このNFT構想の最終段階である「ALTS by adidas」を公開しました。

「Into The Metaverse」はgmoney、PUNKS Comic、Bored Ape Yacht Club(BAYC)などの世界的に有名なNFTコミュニティとのパートナーシップによってリリースされたNFTコレクションです。

NFTコレクション「Into The Metaverse」のフェーズ1またはフェーズ2のNFTをお持ちの方は、ウォレットを公式サイトに接続してNFTをバーンすることで、アディダスのNFT構想のフェーズ3(最終段階)である「ALTS by Adidas」を手に入れることができます。

ユーザーは、NFTのミントを無料で行うことができますが、イーサリアムネットワークが設定するガス代を負担する必要があります。

また、「ALTS by Adidas」は、ダイナミックNFTであり、異なる特徴やあらゆるストーリー展開に対応する8種類の異なる「ALT[er]  ego」(特性)が存在します。

所有する「ALT[er]  ego」によって独自のアイデンティティを持つコレクションができるため、ユーザーに合わせ、パーソナライズされたNFTを提供することを可能にします。

ホルダー特典は以下の通りです。

・ALTS by Adidasのエコシステムへの参加権:

アディダスが提供するデジタルコンテンツの、コミュニティメンバーになることができます。

・商業用知的財産権の取得: 

パーソナライズしたアバターの知的財産権を取得することができ、マネタイズに利用することができます。

・バーチャルウェアラブルアイテムへのアクセス権: 

バーチャルウェアで自分のアバターをカスタマイズすることができます。

・限定コミュニティイベントへの招待: 

ホルダー限定の集まりやDiscordチャンネルに参加でき、コミュニティ意識やワクワク感を仲間と共有することができます。

企業:adidas

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Canon USAが写真NFTマーケットプレイス「Cadabra(カダブラ)」を発表

引用:Cadabra marketplace

Canon USA(キヤノン USA)は2023年4月14日、写真に特化した革新的なNFTマーケットプレイス「Cadabra(カダブラ)」をリリースすることを発表しました。

カダブラマーケットプレイスは、トークン化された多様な写真を公開し、アーティストが作品を唯一無二の価値あるNFTとして提供することを可能にするプラットフォームです。

カダブラでは、デジタルと伝統的なアート作品の両方に対する需要の高まりを利用し、アーティストは、デジタル画像に加えて、自身の作品のプリントしたフィジカル版も販売することができます。

これにより、アーティストに新たな収入源を提供することができるようになります。

これらの販売プロセスを円滑にするため、キヤノンはフィジカルプリントの販売から発送業務までを担当し、購入者にタイムリーかつ効果的に商品を届ける仕組みを導入しています。

さらに、カダブラは、クレジットカードやデビットカード、仮想通貨(暗号資産)などの、さまざまな支払い方法を用意しており、幅広いユーザーにとってアクセスしやすく便利なサービスを実現します。

この新しいマーケットプレイスは、2023年後半に正式にサービスを開始する予定であり、急成長するWeb3市場においてキヤノンの地位を築くものになると考えられています。

また、キヤノンは、カダブラに参加するフォトグラファーをまだ公表していませんが、業界におけるキヤノンの知名度から、優秀な人材が集まることが予想されています。

企業:Canon USA

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NikeがWeb3プロジェクト.SWOOSH初のNFTコレクション「Our Force 1」の販売時期と価格を公開

引用:Nike

スポーツアパレルブランドであるNike(ナイキ)は、独自のWeb3プロジェクト「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」初のNFTコレクション「Our Force 1(アワー・フォース・ワン)」の詳細を明らかにしました。

.SWOOSHは、2022年11月に発表されたナイキによる新たなWeb3プラットフォームであり、2023年4月時点のメンバー数は33万人です。

Our Force 1コレクションでは、以下の2形態のバーチャルスニーカーボックスが用意されています。

・Classic Remix box(クラシックリミックス・ボックス)

1982年から2006年までのAF1コレクションからインスピレーションを得たAir Force 1(エア・フォース・1)

・New Wave box(ニューウェーブ・ボックス)

2007年以降のモデルからインスピレーションを受けた、次世代を見据えた全く新しいAir Force 1

どちらのボックスも、懐かしい要素と未来的な要素を取り入れた、ユニークなカスタマイズされたAir Force 1です。

各ボックスの価格は、エアフォース1のデビュー年にちなんで、19.82ドル(約2,672円)となっています。

また、ナイキはこれらのNFTに対して仮想通貨(暗号資産)での支払いを受け付けないことにしています。

Our Force 1コレクションは、.SWOOSHのメンバーのデザインを採用した4つの独自のスニーカーを開発し、コミュニティメンバーにクリエイティブ体験を提供しました。

企業:ナイキ

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【ついにリリース】延期されていたAmazonのNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace」の登場が2023年5月15日に決定

引用:Amazon

大手ECサイト運営会社Amazon(アマゾン)が展開するNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace(アマゾン・デジタル・マーケットプレイス)」が、2023年5月15日にローンチされることがわかりました。

AmazonがAmazon Digital Marketplaceをローンチするといったニュースは、海外Web3メディア「Blockworks(ブロックワークス)」によって2023年1月に初めて報じられました。

3月に追加情報が報じられた時点では、2023年4月24日にサービスが開始される予定であると言われていました。

そして今回、延期を経て2023年5月15日にローンチされることが判明しました。

Amazon Digital Marketplaceは、Amazonが抱えている膨大な数の既存顧客にリーチできる可能性を持っています。

またAmazonは、顧客からの高い信頼性があるインターネット通販サイトを既に運営していることから、新しいマーケットプレイスをリリースする上でも、顧客にとって安心感のあるプラットフォームを確保することができると考えられています。

この新しいNFTマーケットプレイスでは、デジタルアート作品や音楽、コレクションなど、幅広い種類のNFTを提供する予定です。

このような幅広い品揃えによって、NFT初心者から慣れている人まで、幅広い層の人々の多様なニーズに応えることができるプラットフォームとなっています。

さらに、デジタルコレクションを購入するとフィジカル版の商品も受け取ることができると言われており、従来のEコマースと急速に発展するデジタル資産とのギャップを埋めるプラットフォームとして機能すると考えられています。

企業:Amazon

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参照元:NFT Media

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