アプトスが「Delegated Staking」提供開始、11APTからステーキング可能に

Aptosが委任型のステーキング機能提供開始

新興レイヤー1ブロックチェーンAptos(アプトス)が、委任型のステーキング機能「デリゲーティッド・ステーキング(Delegated Staking)」の提供開始を4月20日発表した。

「デリゲーティッド・ステーキング」を利用するユーザーは、自身のステーキングパワーを信頼できるバリデータノードに委ねることで、ユーザー自身がバリデータになることなくステーキング報酬が獲得できるとのこと。

なおバリデータとは、プルーフオブステーク(PoS)のブロックチェーンにおいて記録されるデータに不正がないかを検証するノードのことである。バリデータの運用をするには一定のコスト(金額や設備・運用管理など)が必要となるが、ネットワークに貢献することで一定額の報酬を得ることが可能だ。

ユーザーが「デリゲーティッド・ステーキング」を利用するには、アプトスパートナーが作成したステーキングインターフェイスを介してステーキングするか、「アプトスエクスプローラー(Aptos Explorer)」でAPTを直接ステーキングするかを選択できるとのことだ。

また同機能の導入により、アプトスでの最小ステーキング数量が引き下がったとのこと。ユーザーがステーキングに参加する為に必要となるアプトスのネイティブトークンAPTは、11APT(約1万4千円)になったという。

またアプトスは、最小ステーキング数量が11APTに引き下がったことについて「ステーキング参加者が増えることで、より大きな分散化が促進されると共にネットワーク全体の安定性を高められる」と発表にて説明している。

なお「デリゲーティッド・ステーキング」は、web3開発ツール提供のビーウェアラボ(Bware Labs)が開発したとのことだ。

アプトス(Aptos)とは

アプトスは昨年10月にメインネットローンチしたL1ブロックチェーン。メタ(旧フェイスブック)のデジタル資産事業ディエム(Diem)の開発チームに所属していたモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏が共同創業したアプトスラボ(Aptoslabs)が開発を主導している。

なお「アプトスネットワーク」の開発言語はディエムが開発した「Move(ムーヴ)」が採用されている。

またアプトスによる直近の動きとしては今年2月に、インド版TikTokとも呼ばれるインド発のショート動画投稿web3ソーシャルメディア「Chingari(チンガリ)」が、アプトスネットワークへのマルチチェーン展開予定を発表。

他にもアプトスラボが同月に、ゲーム開発プラットフォーム「Unity」で利用可能なツールやアセットをダウンロードできる「Unityアセットストア」にて、ゲームソフトウェア開発ツール「アプトスSDK(Aptos SDK)」を公開している。

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参考:Aptos
images:iStocks/artsstock

参照元:ニュース – あたらしい経済

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