カルダノ開発企業「カスタムサイドチェーン開発用のツールキット」発表


カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output」は2023年1月12日に、Cardanoブロックチェーンを用いてカスタムサイドチェーンを構築するためのツールキットを提供することを発表しました。

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サイドチェーン開発用のツールキットを構築

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output(IOG)」は2023年1月12日に、Cardanoブロックチェーンを用いてカスタムサイドチェーンを構築するためのツールキットを構築する専門のエンジニアチームを編成し、開発者が特定のユースケースのためのブロックチェーンを作成できるようにしたことを発表しました。

サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンに接続された形で独立して機能する別のブロックチェーンのことであり、基盤となるメインチェーンの利点を活かしながら、独自の安定した環境でより多くのデータを処理することができる等の利点を有しています。

IOGが編成した専門エンジニアチームは、このツールキットを用いて概念実証として「イーサリアム仮想マシン(EVM)対応のサイドチェーンパブリックテストネット」を構築したとのことで、このキットを利用することによってCardanoの強固な基盤を使用したカスタムサイドチェーンを構築することが可能、サイドチェーンによってメインチェーンの安定性やセキュリティを損なうことなくCardanoを拡張できるようになり、スケーラビリティを向上させることができると説明されています。

EVM対応サイドチェーンアプリケーションは現在監査中とのことですが、EVMサイドチェーンパブリックテストネットは2023年1月中には利用可能になる予定で、コミュニティは分散型アプリケーション(DApps)を展開したり、スマートコントラクトを作成したり、テスト環境のチェーン間でトークン移動などを試すことができるようになるとされています。

ただし、1月にリリースされるツールキットは完全なソリューションではないとも説明されており、「ブリッジの使用感・SPOの報酬メカニズム・セキュリティモデル」といった既知の改善点が存在するため、これら全ての点についてのフィードバックや意見を得るために、コミュニティと協力しながら慎重かつ着実に準備を進めていくと説明されています。

また、公式発表では『サイドチェーンはサイドチェーンノードの実行を決断したSPO(ステークプールオペレータ)に、ADA以外でより多くのトークン報酬をプールにもたらすことを可能にする機会を提供する』とも説明されており、『サイドチェーン専用トークンはさまざまな目的で使用でき、デリゲーターにネットワークへの参加を促す』とも説明されています。

Input Outputの公式発表ページでは「ツールキットの構成内容」や「サイドチェーンがSPOやDAppsにもたらす利点」などについても日本語で詳しく説明されています。

>>「Input Output」の公式発表はこちら

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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