絵師・漫画家・イラストレーターによるNFT参入事例 8選

絵師・漫画家・イラストレーターなどの絵を職業にするプロフェッショナルが続々とNFTに挑戦しています。参入事例を紹介しながら、NFT参入が相次ぐ背景と絵とNFTの関連性を紹介します。

絵師・漫画家・イラストレーターによるNFT参入事例

BOSOTOKYO_天神英貴

引用:https://www.bosotokyo.com/

HP:https://www.bosotokyo.com/
Twitter:https://twitter.com/BosoTokyo

BOSO Tokyo(暴走東京)は、メタバースで利用できるアバターを作成しているNFTプロジェクトです。プロジェクト名にもある通り、暴走族カルチャーとサイバーSFの全く異なる世界観の融合をテーマにしています。

デザイナーは、「ガンダム」や「マクロス」などのボックスアートを手掛け、世界的にも有名な「天神英貴氏」が担当しています。

天神氏は、CGやアニメーションなどに精通しており、ロボットをモチーフとしたイラストを数多く世に出しています。BOSO Tokyoのデザインには、ロボットの要素があるためとても相性が良いようで、スタイリッシュながらもどこかバイオレンスな雰囲気も漂う独特の世界観に引き寄せられる人も多そうです。

Nijigen

引用:https://twitter.com/Nijigen_nft/header_photo

Twitter:https://twitter.com/Nijigen_nft

Nijigenは、日本のアニメや漫画の文化を世界に向けて発信しているNFTプロジェクトです。Web3発の漫画を制作しており、世界で人気になる作品を制作することを目指しています。

イラスト制作には、プロとして多数の実績があるイラストレーターや漫画家が携わっており、トレーディングカードゲーム「ヴァンガード」などのカードデザインを担当した業界の有名人もプロジェクトメンバーに名を連ねています。

他にも、人気アニメ「五等分の花嫁」のレギュラーアシスタントを担当した、「上ノ竜」氏がコアイラストを担当するなど、多くのファンを抱えるクリエイターが多数、参加しています。

世界的な人気を誇る日本のアニメや漫画に携わってきたプロのイラストレーターがデザインしているため、クオリティの高さは言うまでもなく、Web3と日本のアニメ・漫画カルチャーとの行く末を占うプロジェクトとしても注目されています。

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MEGAMI_さいとうなおき

引用:https://www.megami.io/

HP:https://www.megami.io/
Twitter:https://twitter.com/MEGAMINFT

MEGAMIは、「NFTを通してクリエイターが、自分らしく個性を最大限発揮できる未来」を目指して作られたNFTプロジェクトです。

MEGAMIは13人からなる運営チームで作られており、株式会社アリヲリが発行しています。デザインを担当しているのは、イラストレーターである「さいとうなおき氏」です。

さいとうなおき氏は、ポケモンカードやウマ娘のイラストを担当している、日本を代表するイラストレーターの一人です。独特のカラーリングと、印象的な表情をもつキャラクターデザインはポップでありながら、深みのあるオンリー・ワンなセンスを持っています。かつては販売したNFTアートの一つが約600万円で落札されるなど、日本のNFTアートのトップランナーの一人と言って差し支えないでしょう。

MEGAMIは10,000万点発行されており、10,000点全てが1点物と同等のクオリティとなるようにデザインされています。

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東風孝広

引用:https://opensea.io/TakahiroKochi?tab=created

Twitter:https://twitter.com/kochi_900

漫画家の東風孝広(こちたかひろ)氏は、自身描き下ろしのオリジナルNFTを販売しています。東風孝広氏は、かつてドラマ化されるなどした人気漫画「カチバタレ!」や「極悪ガンボ」などの作画を担当しています。古くはナニワ金融道から続く、お金や法律知識を下敷きにドロドロとした人間社会を描くノワール的な世界観は、東風氏の描く親しみやすいキャラクター造形なしでは成立しません。

これまでに4種類のNFTコレクションを販売しており、一点一点描き下ろしの作品のため希少性が高いです。少ない線で巧みにキャラクターの表情を移すデザインだけでなく、抽象絵画的な作品や盆栽を別の造形物と組み合わせたシュールな作品など、新境地をも言える作品を公開しています。

「TakahiroKochi_Character_Collection」の作品は、1ETH(約17万円)で販売された実績があります。

次のNFTを販売するかは未定ですが、次回作も1ETH程で販売される可能性が高いです。

伊藤潤二

引用:https://nft.ji-anime.com/ja

HP:https://nft.ji-anime.com/ja
Twitter:https://twitter.com/TOMIEbyJunjiIto

日本を代表するホラー漫画家の「伊藤潤二」氏は、Netflixシリーズのアニメ「伊藤潤二『マニアック』」の配信を記念して初のNFTをリリースしました。

伊藤潤二氏の人気作品である、「富江」の漫画本編の一部をデジタアート化した作品となっています。

2,222体が販売され、わずか2分36秒で完売してしまうなど、伊藤潤二ワールドの熱心なファンを歓喜させたようです。売上は138ETH(当時のレートで約2,375万円)となっています。

NFT保有者には、「再生する富江NFT」が無料で配布されるという特典があります。

東村アキコ

引用:https://adam.jp/stores/1st_higashimura_akiko

Twitter:https://twitter.com/higashimura_a

現代アート作家「東村アキコ」氏は、しとやかで艶やかな着物姿を描いた「NEO美人画 2022」シリーズのNFTを販売しています。

東村アキコ氏は、「東京タラレバ娘」や「海月姫」など多数の人気作を生み出している漫画家です。どこかにいそうな人物をモチーフにしながら、巧みな心情の描写と爆笑必至のギャグの落差に引き寄せられるファンが多数います。

「NEO美人画 2022」シリーズのNFTは、国内のNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」で販売されており、合計取引金額が800万円となり、とても人気が高いことがわかります。

コブラ_寺沢武一

引用:https://otaku-culture-studio.com/cobra

HP:https://otaku-culture-studio.com/cobra

漫画家の「寺沢武一」氏は、自身が手掛けた人気漫画作品である「コブラ」のNFTを販売しています。コブラは、週刊少年ジャンプで連載されていたSFアクション漫画です。SF的な世界観にハードボイルドなセリフを組み合わせたニヒルでセクシーなキャラクター造形は多くの漫画・アニメ作品に影響を与え続けています。

コブラNFTは、日本アニメや漫画をNFT化して作品を盛り上げるプロジェクト「OTAKU CULTURE STUDIO」の第二弾として販売されました。

コブラNFTを獲得すると特典として、ARフィギュアやOTAKU CULTURE STUDIOから販売されるコラボNFTの優先購入権を得られます。

左ききのエレン_かっぴー

引用:https://eren.nftplus.io/

HP:https://eren.nftplus.io/
Twitter:https://twitter.com/nora_ito

漫画家の「かっぴー」氏は、人気漫画「左ききのエレン」に登場するキャラクター山岸エレンが描いたアート作品をNFTとして販売しています。

左ききのエレンは、大手広告代理店を舞台にしたストーリーで、少年ジャンプ+での連載や実写化などがされている人気作品です。ネットによる漫画流通で最初に大ブレイクした作品の一つと言えます。

NFTはオークション形式で販売され、落札金額は合計830万円と高く評価されています。落札者は、かっぴー氏が描き下ろすスピンオフ漫画に出演できるという特典があります。

まとめ

NFTと絵師・漫画家・イラストレーターとの親和性は高く、今後も取り組みが増えそうです。将来的にはNFTで漫画一冊を販売する動きなども出てくるかもしれません。漫画やアニメイラストは日本が生んだ世界的なアート・ムーブメントの一つです。NFTの流通プラットフォームを使って、どんな発展をとげるのか、これからも目が離せません。

参照元:NFT Media

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