ポルカドット(DOT)創設者ギャビンウッド、ParityのCEO退任しチーフアーキテクトに

ギャビン・ウッドがパリティのCEO退任

ポルカドット(Polkadot)の共同創設者であるギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏が、パリティテクノロジーズ(Parity Technologies)のCEO退任を10月21日発表した。

発表によるとウッド氏はチーフアーキテクトとしてパリティに残り、技術開発に集中するとのこと。なお後任のCEOには、パリティの共同創設者であるビョルン・ワグナー(Björn Wagner)氏が就任する。

パリティは、ブロックチェーン開発キット「サブストレート(Substrate)」を開発する企業。ポルカドットに繋がっているパラチェーンは「サブストレート」で開発されたブロックチェーンとなっている。同社は2015年に「イーサコア(EthCore)」の名称で立ち上げられ、2018年までイーサリアムのコア開発者集団として活動。ウッド氏は2020年後半に創業者の一人が退任したことで、CEOに就任していた。

ウッド氏は元イーサリアム(Ethereum)の共同創設者兼CTOを務めていた人物だ。イーサリアムの開発言語「ソリディティ(Solidity)」を提案したことでも知られている。ポルカドットは同氏がブロックチェーンに関するスケーリング問題や相互運用性などに対応するため提案したプロジェクト。なおウッド氏はポルカドットの開発を主導するWeb3財団(Web3 Foundation)の創設者でもある。

同財団に所属する大日方祐介氏は自身のツイッターで『彼は内向的な人で、一般的なCEOに求められる多くの会議や外交的な仕事が好きなほうではないです。今回正式に役割分担ができたことで彼が本当に好きで得意な「新たな実験をコードを通して実装し、テクノロジーを通して世界を変える事」に一層没頭できることになります』とコメントしている。

またウッド氏自身も「自分が好きな、組織のミッションに最も貢献できると思うことに、より多くの時間を割くことができるようになる」とコメントしている。

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参考:パリティテクノロジーズ

参照元:ニュース – あたらしい経済

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