【墨汁速報】約230億円のハッキング被害 仮想通貨マーケットメイカー”ウィンターミュート”

仮想通貨マーケットメイカーのウィンターミュート(Wintermute)のCEO”Evgeny Gaevoy”氏は1.6億ドル、日本円にして約230億円相当のETHやイーサリアム上のビットコインであるWBTC、ステーブルコインなど90種類を超えるイーサリアム上の仮想通貨が盗まれたと認めた。

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ウィンターミュートのハッキング被害

ウィンターミュート(Wintermute)とは仮想通貨におけるアルゴリズミックマーケットメイクを主に行うマーケットメイカーであり、取引の流動性を提供するこを目的とした取引ファームだ。

主にトレーダーや投資家が売買できる流動性を提供するためにバイナンスやFTXなどの大手仮想通貨取引所から、ユニスワップやdYdXなどのイーサリアム上の分散取引所など50を超える提携先を持つ。

同社CEOであるEvgeny Gaevoy氏によると、ハッキング被害を受けて90種類以上のETHを含むWBTCやDeFi銘柄などが盗まれたと認めた。同社が提供するレンディングやOTC取引は十分な支払い能力があることから影響はないとしている。

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ETHやWBTCなど230億円の被害

ウィンターミュートのハッカーのアドレスは0xe74b28c2eAe8679e3cCc3a94d5d0dE83CCB84705となっており、同アドレスを確認すると

 

671WBTC

397万USDP

101万CRV

40万LDO

655SHIB

26万SNX

2.6万FTX

 

などの主要DeFi銘柄や人気トークンなど被害を含む多くの仮想通貨が盗まれていることがわかる。

犯人はステーブルコインをロンダリング済み

またハッカーの取引を分析すると、ブラックリスト機能を有してハッカーの資産の凍結をすることができるUSDCやUSDTなどのステーブルコインはカーブファイナンス(Curve Finance)を介して既にロンダリングされていることがわかる。

またTUSDやBUSDなどのステーブルコインはカーブファイナンスでメーカーダオ(Maker DAO)が発行するDAIにスワップされており、ロンダリング済みだ。

出典:Etherscan

USDCやUSDTは直接のスワップをするのではなく、カーブファイナンスの3プールに流動性提供をすることで3CrvというLPトークンとして保有することでブラックリストによる資金凍結を避けている。

つまりハッカーはコントラクトの知識だけでなくDeFiをある程度理解しており、これまでのハッカーとは一線を画すようだ。この流動性追加により他の3プール利用者には手数料の恩恵が得られることから、ハッカーはロンダリングは現実的ではなく間接的な利益を得ようとしているのかもしれない。

 

 

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