Meta(旧Facebook)CEOマーク・ザッカーバーグ氏の初のNFTコレクション「ベースボールカード」が9月にオークションに登場
Facebookの創業者であり、現在はソーシャルメタバース企業であるMetaのCEOを務めるマーク・ザッカーバーグ氏は初のNFTとして自身が8歳のころのベースボールカードを発表しました。
マーク・ザッカーバーグ氏が初のNFTを発表
マーク・ザッカーバーグ氏は、InstagramのNFTに関する機能の追加発表を行ったタイミングで、彼自身のカスタムメイドの1992年リトルリーグベースボールカードがまもなく発売される予定であること、そしてそれにはNFTが付与されるということを発表しました。
MetaによるInstagramのNFTに関する追加発表の記事はこちら:
マーク・ザッカーバーグ氏はNFTを自らミントしているのではという意見もありましたが、Instagram上でコミックショップであるMetropolis Comic Collectのマーク・ザッカーバーグ氏をメンションしている投稿が説明しているように、そうではありません。
Metropolis Comic Collectの投稿:
その投稿では、このカードの保有者はマーク・ザッカーバーグ氏が8歳の頃に訪れたキャンプ場の指導員であったアリー・タランティーノ氏であり、当時マーク・ザッカーバーグ氏からそのカードをプレセントされたと言います。
アリー・タランティーノ氏は、そのベースボールカードはデジタルブロックチェーンの領収書に加えて、実際にNFTとして認証され、販売されるものだと説明しています。
投稿された写真を見ているとマーク・ザッカーバーグが8歳のときに打率.920のカードを作成していたことがわかります。
NFTへの参入を進めるマーク・ザッカーバーグ氏率いるMeta
マーク・ザッカーバーグ氏が率いる「Meta」の主要な収益源であるFacebookは、2022年第2四半期の収益が初めて減少したことを報告しました。
また、Instagramは、競合のTikTokを模倣した新機能の導入に対して大きな反感を買ったために混乱状態に陥っており、新機能のテストバージョンを段階的に廃止することを話していました。
InstagramのCEOのアダム・モッセリ氏はユーザーはアプリの在り方に不満を抱き始めており、批判が高まっているとジャーナリストのケイシー・ニュートン氏との取材で語っていました。
取材記事:
そういった背景からMetaは、参入に出遅れた感じはあったものの新たにNFTというニッチな市場に飛び込み軌道修正を図っているのです。
クリプトの分析サイトのDuneの変装状況を追っているトラッカーは、OpenSeaのデータを表示しており、5月の販売量から落ち込んだのち、その後の数か月間、販売量はほぼ横ばいで推移していることを示していました。
ニュースサイトの「プラットフォーマー」の別の記事では、ケイシー・ニュートン氏は、Meta、Twitter、Reddit(アメリカ最大級掲示板型ソーシャルニュースサイト)はすべてNFTプロジェクトを推進していますが、それぞれがどのように行っているかについてを共有するデータが存在しないと指摘しています。
というのも、この焦点の1つとして、マーク・ザッカーバーグ氏が構築しようとしているAR(拡張現実)空間やVR(仮想現実)空間と組み合わせると、それぞれのNFTやプロジェクトの価値が爆発的に高まると考えられているからです。
最後に
マーク・ザッカーバーグ氏のベースボールカードは9月にオークションにかけられる予定となっています。
この希少な幼少期の写真付きのベースボールカードはいくらで落札されるのでしょうか。
これからもNFT Mediaでは、Metaのニュースを追っていきます。
元記事:https://www.theverge.com/2022/8/4/23292066/instagram-nft-mark-zuckerberg-baseball-card-metaverse
マーク・ザッカーバーグ氏による投稿:
参照元:NFT Media