FCバルセロナ、ヨハンクライフ伝説のゴールシーンNFTをサザビーズに出品

FCバルセロナがNFTをオークション販売へ

スペインのサッカークラブ「FCバルセロナ」が、クラブ初となるNFTコレクション「In A Way, Immortal(ある意味、不滅)」をオークション販売することが7月21日分かった。

このNFTは、同クラブに1978年まで所属していたサッカー選手のヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏が、1973年のアトレティコ・マドリードFC戦で、空中を飛ぶようにアクロバティックな得点を決めた伝説のゴールシーンを再現したものだ。

なおこのNFTはBCNビジュアルズ(BCN Visuals)とのコラボレーションにより制作された。

「In A Way, Immortal」には1点の動画版NFTと、その動画の静止画によるNFTが4点ある。

発表によると、これらNFTは米オークション・ハウスのサザビーズ(Sotheby’s)にてオークションにかけられる予定だ。オンラインでの入札は7月20日に開始しており、7月29日13:00(東部標準時)よりサザビーズ現地からライブオークションが行われるとのこと。

記事執筆時点(202272612:30)でのオンライン入札は、65,000ドル(約887万円)となっている。

決済方法については暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、USDコイン(USDC)、ポルカドット(DOT)または法定通貨が利用できるとのことだ。

NFTの購入者については「バルサデジタルアンバサダー」に任命されるとのこと。これにより購入者には、ミーティングや挨拶会(Meet&Greets)への参加、FCバルセロナの育成組織であるラ・マシアへの訪問、バルセロナのホームスタジアムである「スポティファイ・カンプノウ(Spotify Camp Nou)」でのプレー権、フレンドリーマッチ前の公式ボールハンドリングなどといった特典や体験が提供される予定だという。

なお「In A Way, Immortal」はFCバルセロナがリリースする予定の全10点のNFTシリーズの最初の作品となる。それぞれのNFTコレクションは、FCバルセロナの象徴的な瞬間や選手を取り上げ、今後数ヶ月間にわたって順次発表されるとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:バルセロナサザビーズ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/mel-nik

参照元:ニュース – あたらしい経済

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