暗号資産を貸して増やす「BitLending(ビットレンディング)」とは?特徴・使い方など
株式会社J-CAMが提供する暗号資産レンディングサービス「BitLending(ビットレンディング)」のサービス概要・特徴・メリット・使い方・貸出手順・返還手順などを初心者向けにわかりやすく解説します。
こちらから読む:仮想通貨関連の基礎知識をわかりやすく解説「まとめ記事一覧」
BitLending(ビットレンディング)とは?
BitLending(ビットレンディング)とは、暗号資産・ブロックチェーン専門メディア「月刊暗号資産」を運営している株式会社J-CAMが提供している暗号資産レンディングサービスであり、自分が保有する暗号資産をBitLendingに貸し出してレンタル料(貸借料)を得ることができるサービスが提供されています。
ビットレンディングで自分が保有している暗号資産を一定期間貸し出すと、期間満了後に「自分が貸し出した暗号資産と同量・同等の暗号資産」と「一定の料率で計算された貸借料」を暗号資産で受け取ることが可能で、国内最高賃借料率・国内最速返還日数でサービスを提供するなど魅力的なサービスとなっています。
ユーザーから貸し出された暗号資産はBitLendingプラットフォームで管理され、提携先の暗号資産取引所やレンディングサービス会社など、複数箇所に分散して運用されます。
取扱通貨・貸借料率・取扱可能数量
BitLending(ビットレンディング)で貸出可能な暗号資産・貸借料率・取扱可能数量は以下の通りです。(※FILは2022年7月15日送金分をもって新規・追加での貸出が終了となりました)
【貸出可能な暗号資産】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ファイルコイン(Filecoin/FIL)
・テザー(Tether/USDT)
・ダイ(Dai/DAI)
・USDコイン(USDcoin/USDC)
【レンタル料(貸借料)率】
銘柄 | 年利(APY) |
BTC | 8% |
ETH | 8% |
FIL | 6.5% |
USDT | 8% |
DAI | 8% |
USDC | 8% |
【取扱可能数量】
銘柄 | 最低 | 最大 |
BTC | 0.001〜 | 円換算で10億円分まで |
ETH | 0.1〜 | 円換算で10億円分まで |
FIL | 1.0〜 | 円換算で10億円分まで |
USDT | 50.0〜 | 円換算で10億円分まで |
DAI | 50.0〜 | 円換算で10億円分まで |
USDC | 50.0〜 | 円換算で10億円分まで |
BitLending(ビットレンディング)の特徴・メリット
BitLending(ビットレンディング)の特徴・メリットとしては以下のような点が挙げられます。
国内最高賃借料率
暗号資産レンディングサービスは日本国内でも複数提供されていますが、ビットレンディングの賃借料率は「年利6.5%〜8%」という国内最高水準(*1)に設定されています。
銀行の年利は一般的に「0.002%前後」と言われており、日本国内の暗号資産取引所などで提供されているレンディングサービスの年利も「1%〜5%程度」となっているため、これらと比較するとビットレンディングの年利が高いことがわかります。
(*1)株式会社J-CAM調べ 2022年4月
国内最速返還日数「7営業日」
ビットレンディングで貸し出した暗号資産の返還を受ける場合には「即時返還」と「満期日返還」のどちらかを選択することができます。「満期日返還」を選択した場合は当該月貸借料合計額の支払日から起算して7営業日以内に返還され、「即時返還」を選択した場合は返還申請を受け取った日から起算して7営業日以内に対象暗号資産が返還されます。
暗号資産レンディングサービスは日本国内でも複数提供されていますが、ビットレンディングは国内最速の返還日数(*2)を誇っていると報告されています。
(*2)株式会社J-CAM調べ 2022年4月
月次複利効果
BitLendingに暗号資産を貸し出すと毎月1日にレンタル料(貸借料)が支払われ、自動的に貸出元本に繰り入れられます。ビットレンディングでは簡単な手続きで暗号資産の貸出・返還請求を行うことができ、貸出を行うことによって手軽に暗号資産を増やすことができるため、『暗号資産を長期保有する予定だが、より効率的に保有枚数を増やしたい』と考えている方などに魅力的なサービスとなっています。
複数の暗号資産・ステーブルコインにも対応
BitLendingでは「BTC・ETH・FIL」などの暗号資産に加えて「USDT・USDC・DAI」などといった米ドル連動ステーブルコインの貸出も可能となっています。USDT・USDC・DAIは米ドルの価格と連動しているため、円安・物価高騰トレンドの時などにこれらをBitLendingに貸出すことによって通貨分散の手段として活用することができます。現在、国内での米ドル定期預金の年利がおおよそ0.01%程度であるのと比較して800倍の運用効果を得ることができます。
不正引出し防止
BitLendingは、成りすましなどによる不正引き出しを防ぐ設計を行っています。暗号資産の引き出しは「初回登録時に指定した暗号資産アドレス」か「再度本人確認をして指定した暗号資産アドレス」のいずれかにしか送付できない仕組みとなっているため、安心してサービスを利用することができるようになっています。
また、登録時には二段階認証(認証アプリ/SMS)が必須化されており、メール認証・追加本人確認などの複合的な多要素認証で不正アクセス・返還請求が防止されています。
BitLending(ビットレンディング)のサービス詳細
【貸出期間】
貸出の最短期間は1ヵ月間
【貸出日】
利用者の送金が確認された翌日から貸出日となります。
【満期日】
BitLendingが返還申請を受け取った日、またはお客様が指定した日が満期日となります。
【貸借料支払い日】
毎月1日正午
【自動繰入】
貸借料は毎月1日に対象暗号資産に自動繰入され、同じ条件でさらに1ヶ月間更新されます。ただし、期間満了までに指定の「返還請求フォーム」による意思表示があれば、貸借料は利用者へ返還されます(※貸借料が取扱数量に満たない場合は自動繰り上げとなります)
【返還】
返還は「即時返還」と「満期日返還」が選択できます。
- 即時返還:返還申請を受け取った日から起算して7営業日以内に対象暗号資産が返還されます。貸借料支払い日前の貸借
料については支払われません。 - 満期日返還:当該月貸借料合計額の支払日から起算して7営業日以内に返還されます。
【追加貸出】
対象暗号資産の追加貸出が可能
【レポート】
「毎月1日に貸出レポート」「毎月25日に翌月の貸借率レポート」が利用者へメールで送付されます。
BitLending:暗号資産貸出の手順
BitLending(ビットレンディング)における暗号資産貸出の手順は以下の通りです。
メールアドレスの入力
公式サイト下部の「BitLending申込フォーム」に登録する受取可能で有効なメールアドレスを入力します。暗号資産貸借取引約款を読んだ上で「同意する」のチェックボックスにチェックを入れて送信ボタンを押します。
登録フォームに必要事項を入力
申込フォームで入力したメールアドレス宛てに登録フォームのリンクが記載されたメールが届くため、メールのリンクから登録フォームへ進み「個人」か「法人」のいずれかを選択して「次へ」を押し、登録フォームに必要事項を入力して「次へ」を押します(*3)。
(*3)法人での申込の場合は「履歴事項全部証明書」の画像提出が必要になります。
貸し出す暗号資産の銘柄と数量を入力
貸し出す暗号資産の銘柄と数量を入力して「次へ」を押します。なお、USDTの送金で利用できるネットワークは「TRC-20」と「ERC-20」のみとなっています。
本人確認のための証明書の画像を送信
本人確認に使用する証明書を選択して「次へ」を押します。選択した証明書の送信用の画像のサンプルに従って証明書の画像を撮影して送信します。
貸し出す暗号資産を送金する
本人確認が完了すると「貸し出す暗号資産の送金アドレスに関する案内メール」が届くため、申込事項を確認した上で送金アドレス宛てに貸し出す暗号資産を送金してください。送金した暗号資産の受領が確認できたら「契約成立のメール」が届き、契約成立日の翌日から貸借料が発生します。
BitLending:暗号資産返還の手順
レポートメールから「返還請求フォーム」にアクセス
毎月1日・25日に届くレポートメールから「返還請求フォーム」にアクセスします。なお、返還請求には「登録したメールアドレスの認証」と「携帯電話番号の認証」の両方が必要となります。
登録したメールアドレスの認証
登録したメールアドレスを入力して「コード取得」のボタンを押します。「認証コード」が記載されたメールが届いたら「メール認証コード欄」に入力して携帯番号認証へと進みます。
携帯電話番号の認証
登録した携帯電話番号を「ハイフン無しの半角」で入力して「コード取得」のボタンを押します。「認証コード」が記載されたショートメッセージ(SMS)が届いたら「SMS認証コード欄」に入力します。
返還希望通貨・数量を入力
返還を希望する暗号資産を選択して、数量を入力します。全額返還を希望する場合は数量の欄に「0」を入力してください。
受取アドレスを入力
返還される暗号資産を受け取るためのウォレットアドレスを「受取アドレス欄」に入力してください。
終了日(満期日)を選択
最後に終了日(満期日)を選択します。
「先月末」を選択すると、同社が「返還請求フォーム」を受け取った日から起算して7営業日に入力されたウォレットアドレスへ指定の暗号資産が返還されます(*4)。
「今月末」を選択すると、当月末から起算して7営業日に入力されたウォレットアドレスへ指定の暗号資産が返還されます。
(*4)「先月末」を選択した場合、すぐに返還手続きに進むことができますが「当月分の貸借料」は支払われません。
こちらの記事も合わせてどうぞ