ランボルギーニ傘下レーシングチーム、NFT技術で部品認証

ランボルギーニ傘下のレーシングチーム、NFTで部品認証

伊ランボルギーニが支援するモータースポーツチーム、ヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)が、企業向けNFTプラットフォームGo2NFTと提携し、部品の認証をNFT技術で行うテストプログラムを実施することを7月5日に発表した。

このプログラムでは、VSRの部品管理システムにGo2NFTのNFT技術を試験的に導入する。これによりレーシングカー部品の認証と監査をGo2NFTプラットフォーム上で行えるようになるとのこと。

またこの技術は部品の認証以外にも拡張可能であり、将来的には商品やその他の公式グッズの認証などにも用いられる可能性があるとのことだ。

Go2NFTは、IoTとブロックチェーンを組み合わせた領域の研究開発を行う企業だ。実際のモノを管理できるブロックチェーンであるエスキー・ネットワーク(Skey Network)を基盤としており、特にNFTを用いた認証に力を入れている。

VSRのヴィンチェンツォ・ソスピリ(Vincenzo Sospiri)氏は以下のようにコメントしている。

「私たちは、車両のパフォーマンスを監視するために、あらゆる部品を安全に認証・監査できるようにしなければなりません。Go2NFTおよびエスキー・ネットワークと協力して、当社の車両やその他の製品にNFT認証を導入し、最高水準の品質と管理を維持できることを嬉しく思います」

またGo2NFTのCBOであるボリス・エジシモント(Boris Ejsymont)氏は以下のようにコメントしている。

「知的財産の保護を望むスーパーブランドにとって、部品の出所や説明責任、品質管理は重要な課題であり、NFT認証はブランドとそのファンにとってより信頼性と透明性を高めるのに役立つと確信しています」

ランボルギーニのNFT事業として、今年2月にはNFTコレクションである「スペース・タイム・メモリー(Space Time Memory)」のオークションを開催し、5つのNFTで65万ドル(約8800万円)を超える売上を記録している。また今年4月には、生産終了となるスポーツカー「アヴェンタドール」をNFTとともに発売している。こちらもオークションが開催され、160万ドル(約2.1億円)で落札されている。

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参考:VSR
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Streager

参照元:ニュース – あたらしい経済

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