【墨汁速報】イーサリアム(ETH)暴落で2018年仮想通貨バブルの最高値をドル建てで下回る

イーサリアムはドル建てで最高値の4800ドルから4分の1となる1200ドルを記録し、2017~2018年にイーサリアムのICOバブルなどから起きた”仮想通貨バブル”の最高値を200ドルも下回る下落を記録。

ビットコインはまだ20000ドル代を維持していることから、仮想通貨バブルの価格を割っていないものの、仮想通貨(暗号資産)全体から資金が抜けているため時間の問題とみられる。

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イーサリアム価格が2018年バブルを下回る

イーサリアムは2017年から2018年にかけてICOバブルによる圧倒的なETH需要により1419ドルを記録。これはわずか1年で140倍以上に高騰したことになり、この反動で2019年には80ドルまで下落した。

このときの最高値の1419ドルを13日本日、ETH価格が強い下落により割ってしまい、1175ドルを記録したのだ。2020年からイーサリアム上での分散金融”DeFi”によりETH需要は急増、さらに2020年12月に次世代ブロックチェーン技術を持つイーサリアム2.0がローンチ。さらに2021年8月に来たNFTブームによって最高値である4867ドルを同年11月に記録し、2022年初旬から下げ続け、約4分の1となったことになる。

 

仮想通貨だけを見るのは非常に危険

イーサリアムは年始から下落を続けているが、ドル建てと円建てで見るとそのパフォーマンスは大きく異る。これは円相場は3月から急激な円安ドル高に見舞われており、13日付けで20年ぶりの135円を記録している。

これはコロナショック時の最高値が102円だったことを考慮すると、単純計算でわずか2年で30%円の価値が損なわれたことになる。実質的にわずか3ヶ月で20円の下落を記録しており、ETHの円建て(チャート)とドル建て(白チャート)で4月からのパフォーマンスを比較するとドル建ては-52.24%、円建ては-44.41%と約8%もの差が出ていることがわかるだろう。

このことから体感ではイーサリアム価格はドル建てより下落が緩やかな印象となり、円建てでは2018年の最高値である154000円を割っていないのだ。仮想通貨は今や資産クラスの一つであり、金融市場の影響をより顕著に受けていることを理解しておく必要があるだろう。

 

仮想通貨市場全体で1兆ドルを割る

またこの下落に伴い2021年にはビットコインを含む仮想通貨全体の市場は約3兆ドルを記録した2021年の3分の1となる1兆ドルを下回った。これは2021年2月、つまり2年4ヶ月ぶりの低水準となり、常に新しい仮想通貨が生まれている市場において資金の抜けが圧倒的に早いということを示す。

また6月は四半期先物のクローズや、米国FRBによるFOMCなどが控えており、さらに夏の暑さによる相場のダレが顕著となる夏枯れの可能性もあることから、2022年は仮想通貨における正念場となるだろう。

 

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