マドンナとビープルのNFTコレクション「創造の母」、総額約8130万円で落札

NFTコレクション「創造の母」が総額約8130万円で落札

米大物アーティストのマドンナ(Madonna)のNFTコレクション「創造の母(Mother of Creation)」3作品が、総額約8130万円(約63万ドル)で落札されたことが分かった。NFTマーケットプレイス「スーパーレア(SuperRare)」でチャリティーオークションとして開催された。

「創造の母」は、デジタルアーティストのビープル(Beeple)氏と1年にわたるコラボレーションによって創作されたもので、「母性」をテーマにした3種類の各1個限定の動画によるNFTだ。

これら3種類のNFTには、母性と植物をテーマにした「自然の母(Mother of Nature)」、母性と動物をテーマにした「進化の母(Mother of Evolution)」、母性と技術の進歩をテーマにした「テクノロジーの母(Mother of Technology)」がある。

当初オークションは5月11日から13日の期間で行われるとのことだったが、入札が続きオークションは延長し3作品とも14日に落札された。

各作品の落札価格は、「自然の母」が約4,460万円(34万6,000ドル)で匿名者マスターアート1(masterart1)が落札。「進化の母」は約1,890万円(14万6,000ドル)で匿名者ビーナスオーバーマンハッタン(venusovermanhattan)が落札。そして「テクノロジーの母」については暗号資産(仮想通貨)決済プロパイダーのムーンペイ(MoonPay)が約1,780万円(13万7,000ドル)で落札している。

「創造の母」の公式サイトによると、オークションの収益金は3つの非営利団体に寄付される予定とのこと。「公益財団法人ボイス・オブ・チルドレン(the Voices of Children Foundation)」、「ナショナル・ベイルアウト(National Bail Out)」、「シティ・オブ・ジョイ(City of Joy)」の3団体となる。

またチャリティーの一環として、ムーンペイも30万ドル(約3,900万円)をこの3つの非営利団体に寄付する予定とのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

マドンナ、ビープルとNFTコレクション「創造の母」発表

マドンナ、人気NFT「BAYC」を約6,900万円で購入

デジタルアーティストBeeple、NFTベンチャー「WENEW」設立

BeepleのNFTアートの落札者が明らかに、世界最大のNFTファンドの創設者Metakovanが約75億円で落札

大手アートオークション企業クリスティーズ(Christies)がデジタルアーティストBeeple(ビープル)のNFT作品を競売に出品

参考:スーパーレア
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Petmal

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です