コインベース:2022年に「サンフランシスコ旧本社」閉鎖へ|分散型会社運営に移行


米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」は2021年5月5日に、本社を持たない”リモートファースト”の実現に向けて、2022年にアメリカ・サンフランシスコにある旧本社を閉鎖することを発表しました。同社は本社を無くす変わりに小規模なオフィスのネットワークを提供すると説明しています。

こちらから読む:米Metromile、10億円分のビットコイン購入へ「暗号資産」関連ニュース

旧本社を閉鎖し「小規模オフィスネットワーク」を展開

Coinbase(コインベース)は2021年5月5日のツイートで、本社を持たない”リモートファースト”の実現に向けて、2022年にアメリカ・サンフランシスコにある旧本社を閉鎖し、業務を完全リモートに移行することを明らかにしました。


Coinbaseは「リモートファースト」になることを約束します。私たちは本社がなくなったことを発表しました。次のステップとして2022年にサンフランシスコオフィス(旧本社)を閉鎖します。

コインベースはこのツイートに続ける形で『私たちは本社を持たないことを約束している。当社の分散した従業員に”特定の場所が他の場所よりも重要であるということはない”ということを示すことが重要だ』と述べており、『サンフランシスコオフィスの閉鎖は、このオフィスが”非公式の本社”にならないようにするための重要なステップであり、”キャリアの成果は場所ではなく能力と成果に基づいている”ということを意味する』と説明しています。

また同社は『その変わりに従業員が希望する場所で勤務できるようにするための小規模なオフィスのネットワークを提供する』とも説明しています。

今年4月に起業家向けのコワーキングスペースを提供している米国の大手企業「WeWork(ウィーワーク)」が『仮想通貨決済への対応』を発表した際には『CoinbaseがWeWorkの会員費を仮想通貨で支払う最初のメンバーになった』ということも報告されていたため、今後はWeWorkのようなコワーキングスペースが小規模オフィスとして積極的に活用されていく可能性があるとも予想されます。

本社を持たない分散型運営の仕組みは大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」でも採用されており、BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏は2019年のツイートで『オフィスや本社という概念はSMSやMMSのような古いものだ』と指摘しています。

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です