ロシア中銀:中央銀行デジタル通貨「2022年テスト開始」を予定


ロシア連邦中央銀行が、同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「デジタルルーブル」のプロトタイプを2021年末までに完成させ、2022年に試験運用を開始する予定であることが地元メディアの報道で明らかになりました。

こちらから読む:MicroStrategy、BTC16億円相当を追加購入「暗号資産」関連ニュース

2021年末までに「CBDCのプロトタイプ」を作成

ロシアのメディアである「1prime.ru」の報道によると、ロシア連邦中央銀行の副総裁であるAlexey Zabotkin(アレクセイ・ザボトキン)氏は『2021年末までにデジタルルーブルのプロトタイププラットフォームを完成させ、2022年に中央銀行デジタル通貨(CBDC)のテストを開始する予定である』と語ったと報じられています。

ただし、このプロトタイププラットフォームでは『実際に取引を行うことはできない』とのことで、あくまでも中央銀行デジタル通貨のテストを行うためのプラットフォームであることが説明されています。

ロシア連邦中央銀行は2020年後半に中央銀行デジタル通貨の計画を正式に公表しており、2020年10月にはデジタルルーブルの開発に関するコンサルテーションペーパーを発行、2021年1月にはロシア銀行協会がデジタルルーブルプロジェクトへのフィードバックを公表していました。

中央銀行デジタル通貨(CBDC)は既にバハマカンボジアなどで実際に運用が開始されていますが、その他の国でも積極的に研究開発が進めてられており、トルコの中央銀行が2021年下半期にCBDCのテストを予定している他、日本銀行も2021年春に実証実験第1弾を開始すると伝えられています。

>>「1prime.ru」の報道はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です