アイオータ財団:IOTA共同創設者「David Sønstebø氏との別れ」を決断


IOTA Foundation(アイオータ財団)は2020年12月10日に、アイオータ(IOTA/MIOTA)の共同創設者の1人であるDavid Sønstebø(デビッド・サンステボ)氏がIOTA財団を去ったことを明らかにしました。IOTA財団は『この決定はIOTAとそのエコスシステムの最善の利益のため、監査役会によってなされた全会一致の決定である』と説明しています。

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「意見・行動の不一致」などを理由に別れを決断

アイオータ(IOTA/MIOTA)の開発・運営を支えている「IOTA Foundation(アイオータ財団)」は2020年12月10日に、IOTAの共同創設者の1人であるDavid Sønstebø(デビッド・サンステボ)氏に別れを告げたことを発表しました。

公式発表によると、IOTA財団とサンステボ氏の間には意見の相違があったとのことで『この決定はIOTAとそのエコスシステムの最善の利益のため、監査役会によってなされた全会一致の決定である』と報告されています。

IOTA財団は『Davidはプロジェクトの設立と、初期チーム・ビジョン・エコシステムの構築を支援してきたが、Davidの利益とIOTA財団の利益は大幅に異なることが明らかになった』と述べており、『Davidの行動が財団の立場や私たちが目指すものと一致しなかった例がいくつかあった』と説明しています。

IOTA財団は『私たちはDavidのプライバシーを尊重する』として今回の決定の詳細は明かしていないものの、発表の中ではDavid氏に対する感謝の想いが語られており、『彼は永遠にIOTAの創設者です』とコメントされています。

IOTAは1人の個人だけでのものではありません。IOTA財団は120人以上の同じ志を持った人々によって構成された、政府の規制に準拠して運営される信頼できる非営利団体であり、『IOTAのビジョンをどのように実現するか』についての明確な戦略を持っています。

別れるという決断は難しいものでしたが、Davidの行動が財団の立場や私たちが目指すものと一致しなかった例がいくつかあったためそれを決断する必要がありました。私たちはDavidのプライバシーを尊重しています。今回の決定の詳細を語ることは重要ではありません。

プロジェクトを設立して、彼のビジョン・起業家精神・忍耐力で真のリーダーシップを発揮してくれたDavidに感謝します。彼は永遠にIOTAの創設者です。私たちは彼がこの組織のためにしてくれたことに感謝しています。

David Sønstebø(デビッド・サンステボ)氏は、IOTAのプロジェクトに以前から大きく貢献してきた人物の1人であり、今年2月にIOTAの公式ウォレット「Trinity Wallet」でユーザーの資産が盗まれる事件が発生した際には、盗まれた「8,520,000,000,000MIOTA」を”David氏が自己資産で返済する”という対応が取られていました。

IOTA財団は『今回の決定は多く人にショックを与えるかもしれないが、”財団は私たちのコミュニティの利益を保護するためには難しい決定を下すことをいとわない”ということを理解して欲しい』とも述べており、『ChrysalisとCoordicideを使用した配信と戦略はまったく変わらない。これら両方は非常に順調に進んでいる』と説明しています。

>>「IOTA財団」の公式発表はこちら

2020年12月12日|アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格

アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格は先月24日に43円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年12月12日時点では「1MIOTA=30.26円」で取引されています。

>>MIOTAを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら

2020年11月12日〜2020年12月12日 MIOTAのチャート(引用:coingecko.com)2020年11月12日〜2020年12月12日 MIOTAのチャート(引用:coingecko.com)

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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