LINE:独自ブロックチェーン基盤の「DApps」を発表|SNS・ゲーム・カラオケなど8種類


LINE(ライン)は2020年9月30日に、同社の独自ブロックチェーンである「LINE Blockchain」を基盤として外部企業が開発した合計8つのブロックチェーンサービス(DApps)を発表しました。なお「LINE Blockchain」を基盤として開発された外部企業サービスはこれらのDAppsが初となります。

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LINE Blockchain基盤のDApps「8種類」を紹介

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LINE(ライン)は2020年8月26日に、ブロックチェーンサービス開発プラットフォームである「LINE Blockchain Developers」と、デジタルアセット管理ウォレットである「BITMAX Wallet」の提供を開始しているため、現在企業はこれらのサービスを活用してLINE独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」を基盤としたブロックチェーンサービス(DApps)を簡単かつ効率的に構築することができます。

「LINE Blockchain Developers」ではブロックチェーンサービスの構築・独自トークンの発行・ゲーム内資産のトークン化などといった様々なことが可能であり、「BITMAX Wallet」を活用するとそれらのサービスで発行されるトークンを管理したり、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築や一部導入なども可能となっています。

今回の発表ではこれらのサービスを活用して外部企業によって初めて開発された「LINE Blockchain基盤のブロックチェーンサービス合計8種類」が紹介されています。

モバイルRPGゲーム「Knight Story(ナイトストーリー)」

KnightStory-Logo

Knight Story(ナイトストーリー)は、ブロックチェーンゲーム開発会社「Biscuitlabs」によって開発されたモバイルRPGゲームです。ゲームのプレイヤーは「ナイト」としてペット共にバトルをしながら素材を収集し、素材を組み合わせて装備アイテムを作成し、強化していきます。

アイテム作成では「木材・鋼」などといった70種類以上の素材を組み合わせることによって「剣・弓・鎧」などといった200種類以上のアイテムに交換することができるようになっています。これらのゲーム内アイテムは全て「Non Fungible Token(NFT)」として発行されるため、プレイヤーはアイテムの所有権を証明して、これらのアイテムを交換したり売買したりすることが可能です。

タイトル:Knight Story(ナイトストーリー)
ジャンル:モバイルRPGゲーム
開発元:Biscuitlabs
提供開始日:2020年9月30日
サービスURL:https://knightstory.page.link/app

電子契約サービス「linksign(リンクサイン)」

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linksign(リンクサイン)は、リーガルテック企業である「Comake」が提供する人工知能(AI)やブロックチェーンを基盤とした電子契約サービスであり、契約書の作成・内容の検討・署名・締結などといった契約行為の始まりから終わりまでを完結できるオールインワンプラットフォームとなっています。

リンクサインの利用者は、様々な契約書テンプレートを使用して簡単に契約書を作成することができるだけでなく、全ての契約プロセスをリアルタイムで確認することも可能です。この電子契約サービスはブロックチェーン技術によって契約文書の偽造・変造が防止されているため、安心して利用することができるようになっています。

タイトル:linksign(リンクサイン)
ジャンル:電子契約サービス
開発元:Comake
提供開始日:2020年9月30日
サービスURL:https://www.linksign.jp/

ソーシャルメディア「aFan」

aFan-Logo

aFanは「Common Computer」が提供するブロックチェーンを基盤としたクリエイターとファンと繋ぐ新しいタイプのソーシャルメディアです。aFanのユーザーは写真家やイラストレーターなどのクリエイターに直接寄付を行うことによってファンになり、クリエイターのコンテンツ制作や活動をサポートすることができます。

このサービスでは「ファンコ」と呼ばれるトークンが発行されているため、ファンやクリエイターの人々は従来のSNSで提供されていた「いいね」や「コメント」などの枠を超えて相互に交流することができるようになっています。

タイトル:aFan
ジャンル:ソーシャルメディア
開発元:Common Computer
提供開始日:2020年10月上旬予定
サービスURL:https://afan.ai/ja

MMO戦略ゲーム「リーグオブキングダム for LINE Blockchain」

League-of-Kingdoms-Logo

League of Kingdoms(リーグオブキングダム)は、ブロックチェーンゲーム開発会社である「NOD Games」が開発した多人数参加型のオンライン戦略ゲームであり、LINEではすでにリリースされていた「リーグオブキングダム」の日本版である「リーグオブキングダム for LINE Blockchain」が提供されます。

ゲームのプレイヤーは自分の王国を建国して、連盟や戦争を通じて領土を広げ、大陸の覇権を争うことになります。ゲーム内資産はブロックチェーンアイテムトークンに転換することによってプレイヤーが完全に保有することができ、他のプレイヤーと取引することも可能です。また今後はブロックチェーン技術を活用することによって「プレイヤーがゲームの方向性決定に参加できる仕組み」を導入することも計画されています。

タイトル:League of Kingdoms(リーグオブキングダム)
ジャンル:MMO戦略ゲーム
開発元:NOD Games
提供開始日:2020年10月末予定
サービスURL:https://ln.leagueofkingdoms.com

コインプッシュゲーム「CryptoDozer(クリプトドーザー)」

CryptoDozer-Logo

CryptoDozer(クリプトドーザー)は、ブロックチェーンゲーム開発会社である「PlayDapp」が開発したコインプッシュゲームです。CryptoDozerはすでにイーサリアムのブロックチェーンを基盤としたバージョンが提供されていますが、2020年内には日本向けバージョンが新たに提供される予定です。

このゲームではコインを並べて30種類以上の可愛い「Dozerドール」を手に入れることができ、ファンシードールを獲得するためにDozerドールを調合することも可能です。

タイトル:CryptoDozer(クリプトドーザー)
ジャンル:コインプッシュゲーム
開発元:PlayDapp
提供開始日:2020年内予定
サービスURL :https://link.cryptodozer.io

ソーシャルカラオケアプリ「SOMESING(サムシング)」

SOMESING-Logo

SOMESING(サムシング)は、エンターテイメント関連サービスを提供している「Emel Ventures」が提供するソーシャルカラオケアプリです。このアプリはブロックチェーン技術を応用した”世界初のカラオケアプリ”であり、独自のリワードシステムによってユーザーは自分が歌った歌に対して公正な報酬を受け取ることができるようになっています。

ユーザーはいつでもどこでも高音質のカラオケを楽しむことができ、1人で歌うだけでなく、世界中の友達とデュエットすることもできるようになっています。

タイトル:SOMESING(サムシング)
ジャンル:ソーシャルカラオケアプリ
開発元:Emel Ventures
提供開始日:2020年内予定

ビデオ・ストリーミング・プラットフォーム「Theta.tv」

Theta-TV-Logo

Theta.tvは、ビデオ配信サービスを提供している 「Theta Labs(Theta Network)」が提供しているeスポーツ専門のビデオストリーミングプラットフォームです。「Theta.tv」はすでに世界中で利用されていますが、2020年内には日本向けに提供が開始される予定です。

「Theta.tv」の利用者はコンテンツを視聴して、帯域幅を別の視聴者たちに共有することによってリワードを受け取ることができ、特定のクリエイターを購読して寄付することもできるようになっています。

タイトル:Theta.tv
ジャンル:ビデオストリーミングプラットフォーム
開発元:Theta Labs
提供開始日:2020年内予定
サービスURL:https://www.thetatoken.org/link

スポーツゲーム「Crypto Sports(仮称)」

CryptoSports-Logo

Crypto Sports(仮称)は「株式会社オルトプラス」の100%子会社である「株式会社OneSports」と「アクセルマーク株式会社」が共同で開発進めているスポーツゲームです。

このゲームは「LINE Blockchain」を活用したプロスポーツライセンスを使用したスポーツゲームとなっており、ユーザーは試合に参加して選手を育成し、その選手達を取引することができるようになっています。

タイトル:Crypto Sports(仮称)
ジャンル:スポーツゲーム
開発元:株式会社OneSports・アクセルマーク株式会社
提供開始日:2021年以降予定

DApps開発申込みは「6日間で100件を突破」

LINE(ライン)は今回の発表の中で「LINE Blockchain Developers」の提供開始が発表されてからわずか6日間で100件を超える開発申込みがあったことを報告しています。

今回発表されたブロックチェーンサービスで既に利用可能なサービスは限られているものの、その多くは2020年内には提供開始される予定となっており、今後も様々なサービスが段階的にリリースされる予定だと報告されているため、「LINE Blockchain」でこれから展開される新しいサービスにも注目です。

>>「LINE」の公式発表はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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