【TRON 4.0 vs Ethereum 2.0】トロンCEO、Twitter上でアンケート調査を実施
トロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、2020年5月23日のツイートでTRONの新しいバージョンである「TRON 4.0」が間も無く公開される予定であることを報告しました。同氏がTwitter上で行ったアンケートでは50%以上の人々が『Ethereum 2.0よりもTRON 4.0を支持する』と回答しています。
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TRON 4.0「Ethereum 2.0」よりも高い支持を獲得
Justin Sun(ジャスティン・サン)氏は2020年5月23日のツイートで『TRON 4.0 is coming!』というシンプルなツイートを投稿し、TRONブロックチェーンの新しいバージョンが間も無く公開されることを示唆しました。
TRONとの比較で頻繁に取り上げられるイーサリアム(Ethereum/ETH)も長い間待ち望まれている「Ethereum 2.0」の公開を控えているため、コミュニティの間では「TRON4.0」と「Ethereum 2.0」を比較する議論が繰り広げられています。
「TRON 4.0」に関する詳しい情報は明らかにされていませんが、ジャスティン・サン氏が23日からTwitter上で実施している『TRON 4.0 vs Ethereum 2.0のどちらが良いか?』というアンケートでは、記事執筆時点で「TRON 4.0が 57.6%」「Ethereum 2.0が42.4%」という結果が出ており、“TRON 4.0を支持する”という意見がやや多いことが示されています。
(画像:Justin Sun氏Twitter)
イーサリアムは時価総額ランキング2位に位置付けられている代表的なアルトコインであり、現在市場に流通している多くの仮想通貨・トークンがイーサリアムの技術に基づいて構築されているほか、様々な企業のプロジェクトでもイーサリアムのブロックチェーン技術が活用されています。
一方トロンは「イーサリアムキラー」と呼ばれる仮想通貨の1つであり、分散型アプリケーション(DApps)関連の分野で広く活用されています。TRONのブロックチェーン技術を用いて開発されたゲーム・ギャンブル関連のDAppsは特に多くのユーザーに利用されていることでも知られており、取引が活発に行われていることも定期的に報告されています。
投票開始時点では「Ethereum 2.0」が優位
合計約6万回の投票が行われている2020年5月25日時点のアンケート結果は「TRON 4.0を支持する人の方が多い」という結果が出ていますが、投票数が約2万程度だった2020年5月24日時点では「TRON 4.0が27.8%」「Ethereum 2.0が72.2%」という結果になっていたことも報告されているため、残りの投票受付期間で結果が変化する可能性もあると考えられます。
早い時点での投票結果(画像:@layman_crypto氏Twitter)
「TRON 4.0」への投票数は1日で大幅に増加したため、コメント欄では『投票を買収したのではないか』と指摘する意見も出ていますが、現在の投票結果は僅差となっているため、最終的な投票結果にも注目です。
「TRON 4.0」へのアップデートに関する詳細は明らかにされていないものの、ジャスティン・サン氏はこのアップデートについて『スケーラビリティ・プライバシー・相互運用性・エンタープライズアプリケーションなどがキーワードになる』と語っています。
2020年5月25日|トロン(TRON/TRX)の価格
トロン(TRON/TRX)の価格は先月末に1.77円付近まで回復したものの、その後は横ばいの状態が続いており、20205月25日時点では「1TRX=1.55円」で取引されています。
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