金融庁は2026年5月15日、改正資金決済法で新設される「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」に関する登録事前説明会をオンラインで実施しました。
同制度は、暗号資産やステーブルコインの売買・交換をめぐり、利用者と登録済み業者を引き合わせる「媒介」を行う事業者向けの新たな登録制度です。
表面的には「新しい登録業種ができる」という話に見えますが、実際には暗号資産取引の入口を大きく変える可能性があります。
これまで暗号資産取引の中心は、登録済みの暗号資産交換業者でした。
利用者は取引所のアプリやサイトに直接アクセスし、口座を開設して、ビットコインやイーサリアムなどを売買するのが一般的でした。
しかし、新たな仲介業が整備されることで、今後はゲーム、ウォレット、金融メディア、ポイントサービス、投資アプリなど、ユーザー接点を持つ事業者が、暗号資産やステーブルコイン取引への入口を担う可能性があります。
つまり、新制度の本質は「取引所を増やすこと」ではありません。
むしろ、暗号資産取引への入口を、交換業者の外側へ広げる制度と見るべきです。
この記事では、金融庁が登録事前説明会を実施した新たな「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」について、制度の概要、注目される理由、Web3ビジネスや暗号資産メディアへの影響を解説します。
- 金融庁が新仲介業の登録事前説明会を実施
- 新制度の本質は「取引所を増やすこと」ではない
- ゲーム・ウォレット・メディアが取引の入口になる可能性
- 暗号資産版アフィリエイト解禁ではない理由
- 今後は“ユーザー接点”を持つ事業者が強くなるのか
- 広告・比較メディアにも影響する可能性
一言コメント
今回の新仲介業は、暗号資産業界にとって地味ながら重要な制度変更です。
金融庁が説明会を実施したこと自体はニュースですが、それだけを記事にしても速報系メディアとの差別化は難しいでしょう。
独自目線で見るなら、今回のポイントは「誰が暗号資産取引の入口を握るのか」という点です。
これまで暗号資産取引は、基本的に取引所のアプリやサイト内で完結していました。
しかし、新たな仲介業が整備されることで、取引所ではない事業者が、登録を受けたうえで暗号資産やステーブルコイン取引への導線を提供できる可能性が出てきます。
これは、暗号資産業界の販売チャネル再編につながるかもしれません。
たとえば、ウォレットアプリがステーブルコイン取引の入口になる、ゲーム内から暗号資産購入に接続する、金融メディアが登録済み業者への導線を持つ、ポイントサービスが暗号資産交換の入口になるといった動きです。
ただし、これは「誰でも暗号資産を紹介して稼げるようになる」という話ではありません。
金融庁のガイドライン案では、媒介に該当するかどうかは個別事例ごとに実態で判断されます。
契約締結の勧誘、勧誘目的の商品説明、契約締結に向けた条件交渉などがある場合、媒介に該当し得ると整理されています。
つまり、単なる情報提供やリンク掲載と、取引成立に向けた勧誘・誘導との境界が重要になります。
その意味で、新仲介業はWeb3普及の追い風であると同時に、暗号資産マーケティングやアフィリエイト、比較メディアに新たなルールを持ち込む制度でもあります。
今後は、取引所そのものだけでなく、ユーザー接点を持つアプリ、メディア、ゲーム、ポイント経済圏の動きが重要になりそうです。
暗号資産に関心がある方は、制度変更のニュースだけで判断せず、まずは金融庁登録済みの国内取引所で少額からビットコインやイーサリアムの仕組みを理解することが大切です。
金融庁が新「暗号資産仲介業」の登録説明会を実施
金融庁は2026年5月15日、新たに創設される「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」に関する登録事前説明会をオンラインで実施しました。
説明会はWebexによるオンライン形式で行われ、対象は新制度の登録を検討する事業者や、所属電子決済手段等取引業者等となる暗号資産交換業者・電子決済手段等取引業者などです。
金融庁の案内では、説明会への参加は登録申請にあたって任意とされており、録画の後日配信はないと明記されていました。
そのため、説明会の細かい内容を追うよりも、新制度が暗号資産市場にどのような意味を持つのかを読み解くことが重要です。
新制度は、2025年6月に成立・公布された改正資金決済法に伴って整備されるものです。
暗号資産や電子決済手段、いわゆるステーブルコインの売買・交換をめぐり、利用者と登録済み業者を引き合わせる「媒介」を行う事業者向けの登録制度と位置づけられています。
これまで、暗号資産や電子決済手段の売買・交換をめぐる媒介を行う場合でも、暗号資産交換業者や電子決済手段等取引業者としての登録が必要になる場面がありました。
しかし、新仲介業は、利用者と登録済み業者を引き合わせる媒介に特化した枠組みとして設けられるものです。
そのため、暗号資産交換業者そのものにならなくても、一定のルールのもとで暗号資産やステーブルコイン取引への入口を担える可能性があります。
新制度の本質は「取引所を増やすこと」ではない
新仲介業の本質は、暗号資産交換業者を増やすことではなく、暗号資産取引への入口を増やすことにあります。
従来、暗号資産を売買するには、利用者が暗号資産交換業者のアプリやウェブサイトに直接アクセスする必要がありました。
つまり、取引所が利用者との接点をほぼ独占していたと言えます。
しかし、新仲介業が整備されると、ユーザー接点を持つさまざまな事業者が、登録を受けたうえで暗号資産やステーブルコイン取引への導線を提供できる可能性があります。
これにより、取引所だけでなく、周辺事業者も暗号資産市場の成長に関わりやすくなります。
たとえば、次のような事業者が関心を持つ可能性があります。
- ゲームアプリ
- ウォレットアプリ
- 金融メディア
- ポイントサービス
- 投資アプリ
- EC・越境決済サービス
- Web3関連サービス
これらの事業者は、すでにユーザーとの接点を持っています。
その接点から暗号資産やステーブルコイン取引へつなげられるようになれば、暗号資産市場の集客構造は大きく変わる可能性があります。
つまり、今後の競争軸は「どの取引所が安いか」だけではなく、「どの事業者がユーザー接点を持っているか」に移っていく可能性があります。
ゲーム・ウォレット・メディアが暗号資産取引の入口になる可能性
新仲介業が広がれば、暗号資産取引の入口は取引所アプリだけではなくなる可能性があります。
たとえば、ゲームアプリでは、ゲーム内資産やトークン購入の導線として暗号資産・ステーブルコイン取引が使われるかもしれません。
ウォレットアプリでは、保管や送金だけでなく、アプリ内から暗号資産やステーブルコイン取引へ接続する導線が生まれる可能性があります。
金融メディアや比較サイトにとっても無関係ではありません。
これまで金融メディアは、暗号資産の解説や取引所比較、登録導線の提供を行ってきました。
新制度によって、単なる広告・送客と、登録が必要な媒介・勧誘の線引きがより重要になる可能性があります。
想定される動きを整理すると、以下のようになります。
| 分野 | 想定される動き |
|---|---|
| ゲーム | ゲーム内資産・トークン購入の導線 |
| ウォレット | アプリ内から暗号資産・ステーブルコイン取引へ接続 |
| ポイント経済圏 | ポイントから暗号資産・ステーブルコインへの交換導線 |
| 金融メディア | 比較・解説から登録済み業者への導線 |
| EC・越境決済 | ステーブルコイン決済や換金導線 |
このように、新仲介業は暗号資産市場の入口を広げる制度として注目できます。
特に、すでに多くのユーザーを抱えているサービスにとっては、暗号資産やステーブルコインを自社サービスに組み込む選択肢が増える可能性があります。
暗号資産版アフィリエイト解禁ではない理由
ただし、新仲介業を「暗号資産版アフィリエイト解禁」と見るのは危険です。
新制度は、誰でも自由に暗号資産取引を紹介できるようにする制度ではありません。
金融庁のガイドライン案では、契約締結の勧誘、勧誘を目的とした商品説明、契約締結に向けた条件交渉などは、媒介に該当し得るものとして整理されています。
また、インターネット上の表示を使う場合でも、特定の者に対して契約締結に向けた誘引行為を行っていると評価できる場合には、一連の行為が媒介に当たり得るとされています。
つまり、単なるリンク掲載や一般的な情報提供と、取引成立に向けた具体的な勧誘・誘導は区別される必要があります。
特に、特定の利用者に対して「この暗号資産を買うべき」「この取引所で今すぐ取引すべき」といった形で誘引する場合、媒介や勧誘に該当する可能性があります。
ここは、暗号資産メディアや比較サイトにとっても重要です。
たとえば、以下のような表現や導線は、今後より慎重に見られる可能性があります。
- 特定銘柄を強く購入推奨する表現
- 価格上昇を過度に期待させる広告
- リスク説明が不足した登録導線
- 利用者属性を考慮しない勧誘
- 実質的に取引成立へ誘導する比較コンテンツ
もちろん、一般的なニュース解説や制度説明、リスクを含めた中立的な比較まで、すべてが直ちに媒介に該当するわけではありません。
しかし、取引成立に向けた誘引性が強まれば、登録や管理態勢が問われる可能性があります。
そのため、新仲介業は、単なる送客ビジネスを広げる制度ではなく、暗号資産マーケティングの線引きを明確にしていく制度と見るべきです。
「単なる送客」と「媒介」の線引きが焦点に
今後の焦点は、どこまでが単なる送客で、どこからが媒介に当たるのかという線引きです。
金融庁のガイドライン案では、媒介に当たるかどうかは、個別事例ごとに実態に即して判断する必要があるとされています。
インターネット上の表示を使う場合でも、特定の者に対して契約締結に向けた誘引行為を行っていると評価できる場合には、一連の行為が媒介に当たり得ると整理されています。
これは、Webメディアやアプリ事業者にとって重要なポイントです。
単にバナーを掲載するだけなのか、利用者に合わせて特定サービスを推奨するのか、取引条件を説明するのか、登録後の取引まで誘導するのかによって、規制上の見え方が変わる可能性があります。
今後は、暗号資産関連の広告や比較コンテンツでも、次のような点がより重要になるでしょう。
- 情報提供と勧誘の区別
- リスク説明の明確さ
- 手数料・スプレッドの表示
- 特定銘柄への過度な誘導の有無
- 提携先業者との役割分担
- 利用者が誰と取引するのかの明示
暗号資産は価格変動が大きい金融商品です。
そのため、利用者が誤認しないよう、誰が取引相手なのか、どの業者が説明責任を負うのか、どの範囲まで仲介業者が関与するのかを明確にする必要があります。
今後は取引所より“ユーザー接点”を持つ事業者が強くなる?
新仲介業が広がると、暗号資産市場ではユーザー接点を持つ事業者の重要性が高まる可能性があります。
これまで暗号資産取引所は、自社アプリや広告を通じて利用者を集めてきました。
しかし、ゲーム、ウォレット、ポイントサービス、金融メディア、決済アプリなどが暗号資産取引への入口を持つようになれば、取引所は外部チャネルを通じた顧客獲得を強化する必要があります。
これは、証券業界における金融商品仲介業や、銀行分野における銀行代理業にも近い構造です。
商品やサービスを提供する本体業者とは別に、利用者との接点を持つ事業者が販売チャネルとして機能する形です。
暗号資産業界でも、今後は次のような競争が起きる可能性があります。
- 取引所同士の手数料競争
- 仲介業者との提携競争
- アプリ内導線をめぐる競争
- ポイント経済圏との連携競争
- ウォレット・決済サービスとの接続競争
特に重要なのは、暗号資産にまだ慣れていない初心者層です。
初心者は、自分から取引所を探すより、普段使っているアプリやメディア、ポイントサービスの中で暗号資産を知る可能性があります。
そのため、今後の暗号資産市場では、単に取引所の機能が優れているだけでなく、どの入口から利用者に届くかが重要になるかもしれません。
Web3普及の追い風か、それとも広告規制強化の始まりか
新仲介業は、Web3普及の追い風であると同時に、広告・勧誘ルールの明確化につながる制度でもあります。
ポジティブに見れば、取引所にならなくても暗号資産やステーブルコイン取引への導線を提供できる可能性が広がります。
これは、Web3ゲーム、ウォレット、ステーブルコイン決済、RWA、ポイント経済圏などにとって追い風です。
一方で、登録制である以上、利用者保護や広告表示、内部管理態勢は避けて通れません。
金融庁の監督上の着眼点でも、仲介業者や役職員による広告・媒介・勧誘などによって、利用者の利益が損なわれていないかが確認対象となっています。
また、利用者の知識、経験、財産の状況、年齢、取引目的、リスク管理判断能力などに応じた適正な勧誘も重要になります。
暗号資産は価格変動が大きく、投機的な表現や誤認を招く広告は問題になりやすい分野です。
そのため、新仲介業は参入障壁を下げる制度である一方、無秩序な送客ビジネスを広げる制度ではありません。
むしろ、これまで曖昧だった「情報提供」「広告」「送客」「媒介」「勧誘」の境界を、より丁寧に見ていく制度と考えられます。
Web3事業者やメディアにとっては、チャンスと同時に、コンプライアンス対応の重要性が増す制度だと言えるでしょう。
【独自目線】新仲介業は“販売チャネル再編”を起こす制度かもしれない
今回の新仲介業を独自目線で見るなら、これは暗号資産業界の販売チャネル再編を起こす制度かもしれません。
これまで暗号資産市場では、取引所がユーザー獲得の中心でした。
しかし、今後は取引所だけでなく、ユーザー接点を持つ周辺事業者が暗号資産取引の入口になる可能性があります。
これは、暗号資産市場の広がり方を変える可能性があります。
今後は「どの取引所が強いか」だけでなく、「どのアプリ、どのメディア、どのポイント経済圏、どのウォレットが入口を持つか」が重要になります。
特に、ステーブルコインはこの流れと相性が良い分野です。
ステーブルコインは、投資目的だけでなく、決済、送金、ゲーム内利用、越境取引など、日常サービスとの接点を作りやすいからです。
一方で、暗号資産は価格変動リスクや詐欺リスクも大きい分野です。
入口が増えれば利用者は増えやすくなりますが、同時に誤認や過度な勧誘を防ぐ仕組みも必要になります。
つまり、新仲介業は「暗号資産をもっと身近にする制度」であると同時に、「暗号資産をどう正しく案内するか」を問う制度でもあります。
初心者が見るべきポイント
初心者は、新仲介業を「暗号資産が買いやすくなる制度」とだけ見るのではなく、誰がどの立場でサービスを提供しているのかを確認することが大切です。
今後、ゲームやウォレット、メディア、ポイントサービスなどから暗号資産取引への導線が増える可能性があります。
そのときに重要なのは、取引相手が誰なのか、登録済み業者なのか、リスク説明が十分なのかを確認することです。
初心者が確認したいポイントは以下です。
- 取引相手が登録済みの暗号資産交換業者か
- 仲介業者と取引所の役割分担が明示されているか
- 手数料やスプレッドが分かりやすく表示されているか
- 価格変動リスクが説明されているか
- 特定銘柄を過度に推奨していないか
- 本人確認やセキュリティ体制が整っているか
暗号資産取引への入口が増えることは便利です。
しかし、便利になるほど、利用者は「どこで買っているのか」「誰が説明しているのか」「どのリスクを負うのか」を理解する必要があります。
国内で暗号資産を始めるなら少額から
新仲介業の整備によって、今後は暗号資産やステーブルコインに触れる入口が増える可能性があります。
ただし、初心者がいきなり大きな金額を投資するのはおすすめできません。
暗号資産は価格変動が大きく、短期間で大きく上がることもあれば、急落することもあります。
まずは金融庁登録済みの国内取引所で、少額からビットコインやイーサリアムの仕組み、販売所と取引所の違い、手数料やスプレッドを理解することが大切です。
国内取引所を選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- 金融庁登録済みの暗号資産交換業者か
- ビットコインやイーサリアムを少額から購入できるか
- 販売所と取引所の違いが分かりやすいか
- スプレッドや取引手数料を確認しやすいか
- スマホアプリが初心者でも使いやすいか
- 積立機能があるか
- 日本円の入出金手数料が分かりやすいか
制度が整い、入口が増えるほど、暗号資産はより身近になっていく可能性があります。
一方で、入口が増えるからこそ、信頼できる業者を選び、リスクを理解したうえで少額から始めることが重要です。
【詳細比較】国内主要仮想通貨取引所5社
ここからは、国内の主要暗号資産取引所5社を比較して紹介します。
取引所を選ぶ際は、手数料の安さだけでなく、アプリの使いやすさ、取扱銘柄数、運営会社の信頼性、取引所形式の使いやすさも確認しておくことが大切です。
本記事では、初心者が比較しやすいように、それぞれの取引所の特徴・向いている人・注意点を整理しました。
SBI VCトレード(coinchoice人気取引所)
大手金融グループ運営|コストを抑えて始めたい人におすすめ
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する国内暗号資産取引所です。大手金融グループの安心感を重視したい人や、各種手数料を抑えながら暗号資産を始めたい人に向いています。
特に、はじめて暗号資産を購入する人にとっては、運営会社の信頼性やコストの分かりやすさは重要な比較ポイントです。派手さよりも、堅実に使える取引所を選びたい人は候補に入れておきたいサービスです。
おすすめの人:手数料を抑えたい人、大手金融グループ運営の安心感を重視したい人

Coincheck(コインチェック)
初心者に人気のアプリ重視型|スマホで始めたい人におすすめ
Coincheckは、スマホアプリの使いやすさに定評がある国内暗号資産取引所です。はじめてビットコインや暗号資産を購入する人でも、画面を見ながら直感的に操作しやすい点が魅力です。
難しい取引画面に不安がある人や、まずは少額から暗号資産に触れてみたい人に向いています。一方で、販売所形式で購入する場合はスプレッドが実質的なコストになるため、購入前に価格差を確認しておくことが大切です。
おすすめの人:スマホで簡単に始めたい人、操作の分かりやすさを重視したい人

bitbank(ビットバンク)
アルトコイン取引に強い本格派|取引所形式で売買したい人におすすめ
bitbankは、ビットコインだけでなくアルトコインの取引にも力を入れている国内暗号資産取引所です。取引所形式で売買したい人や、チャートを見ながら本格的に取引したい人に向いています。
販売所よりも取引所形式を活用したい人にとっては、候補に入れやすいサービスです。ただし、初心者の場合は「販売所」と「取引所」の違いを理解してから利用すると、コスト面で失敗しにくくなります。
おすすめの人:アルトコインを取引したい人、取引所形式でコストを意識して売買したい人

OKJ
取扱銘柄数を重視する人におすすめ|新興銘柄も探しやすい取引所
OKJは、取扱銘柄の選択肢を重視したい人に向いている国内暗号資産取引所です。ビットコインやイーサリアムだけでなく、さまざまな暗号資産を比較したい人にとって使いやすい候補になります。
新興銘柄に関心がある人には魅力がありますが、銘柄数が多い分、それぞれのリスクや値動きの大きさを確認することも重要です。短期的な上昇だけで判断せず、プロジェクト内容や流動性も見ておきましょう。
おすすめの人:取扱銘柄数を重視したい人、ビットコイン以外の暗号資産も比較したい人

bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットコインを中心に始めたい人におすすめ|知名度の高い老舗取引所
bitFlyerは、国内でも知名度の高い暗号資産取引所のひとつです。特にビットコインを中心に暗号資産を始めたい人や、長く運営されているサービスを選びたい人に向いています。
はじめて暗号資産を購入する場合でも利用しやすい一方で、購入方法によって実質的なコストが変わる点には注意が必要です。販売所と取引所の違いを理解したうえで、自分に合った買い方を選ぶとよいでしょう。
おすすめの人:ビットコインを中心に始めたい人、知名度や運営実績を重視したい人

5社比較まとめ表

国内取引所を選ぶ際は、手数料の安さだけでなく、アプリの使いやすさ、取扱銘柄数、運営会社の信頼性、取引所形式の使いやすさもあわせて比較することが大切です。
コストを重視するならSBI VCトレード、スマホで手軽に始めたいならCoincheck、アルトコイン取引を重視するならbitbankやOKJ、ビットコインを中心に始めたいならbitFlyerが候補になります。
どの取引所にも強みと注意点があるため、まずは自分が「手数料」「使いやすさ」「銘柄数」「安心感」のどれを重視するかを決めてから選ぶとよいでしょう。
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よくある質問
電子決済手段・暗号資産サービス仲介業とは何ですか?
電子決済手段・暗号資産サービス仲介業とは、暗号資産やステーブルコインの売買・交換について、利用者と登録済み業者を引き合わせる「媒介」を行う事業者向けの新たな登録制度です。
金融庁の説明会はいつ実施されましたか?
金融庁は2026年5月15日に、同制度に関する登録事前説明会をWebexによるオンライン形式で実施しました。
説明会への参加は登録申請にあたって任意とされ、録画の後日配信はないと案内されています。
新仲介業は暗号資産版アフィリエイト解禁ですか?
単純にそう見るのは危険です。
契約締結の勧誘、勧誘目的の商品説明、条件交渉などは媒介に該当し得るため、単なるリンク掲載や一般的な情報提供との線引きが重要になります。
どのような事業者が関係しそうですか?
ゲーム、ウォレット、金融メディア、ポイントサービス、投資アプリ、EC・越境決済サービスなど、ユーザー接点を持つ事業者が関係する可能性があります。
初心者にはどんな影響がありますか?
今後、暗号資産やステーブルコイン取引への入口が増える可能性があります。
ただし、取引相手が登録済み業者なのか、リスク説明が十分か、手数料やスプレッドが分かりやすいかを確認することが重要です。
まとめ
電子決済手段・暗号資産サービス仲介業は、暗号資産業界にとって地味ながら重要な制度変更です。
金融庁は2026年5月15日、新制度に関する登録事前説明会を実施しました。
この制度は、暗号資産やステーブルコインの売買・交換を媒介する事業者向けの新たな登録制度です。
独自目線で見ると、新制度の本質は「取引所を増やすこと」ではなく、「暗号資産取引への入口を増やすこと」にあります。
ゲーム、ウォレット、金融メディア、ポイントサービス、投資アプリなど、ユーザー接点を持つ事業者が暗号資産取引への導線を担う可能性があります。
一方で、新仲介業は「暗号資産版アフィリエイト解禁」ではありません。
単なる送客と媒介・勧誘の線引きは重要であり、広告表示、リスク説明、利用者保護、内部管理態勢が問われます。
今後の暗号資産市場では、取引所そのものだけでなく、ユーザー接点を持つ周辺事業者の動きが重要になりそうです。
新仲介業は、Web3普及の追い風であると同時に、暗号資産マーケティングに新たなルールを持ち込む転換点になるかもしれません。
出典・参考
- 金融庁:「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業」制度に係る登録事前説明会の開催について
- 金融庁:令和7年資金決済法改正に係る告示案等に対するパブリックコメント
- 金融庁:事務ガイドライン第三分冊「電子決済手段・暗号資産サービス仲介業者関係」
- KPMG:電子決済手段・暗号資産サービス仲介業に関する登録申請支援
- CoinPost:金融庁、仮想通貨仲介業の登録説明会を開催
- 金融庁:暗号資産交換業者登録一覧
- bitFlyer、SBI VCトレード、Coincheck、bitbank、OKJ 各公式サイト
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