米大型減税の行方がマーケットの関心事。 米ドル/円118円上昇のカギを握るのは…!?

■米国株と日本株の連騰は止まらず みなさん、こんにちは。
 今月(10月)に入って、米国株と日本株の連騰は止まらず。
 特に、日経平均は(本稿執筆時点で)13日連続の上昇。
 これはバブル期の1988年2月10日~27日の13連騰に並ぶ高騰です。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
 しかし、米ドル/円はまだ113.00円レベルで出遅れ気味。
 多くのマーケット参加者が疑問視しているのが、米ドル/円が日経平均の上昇に大きく出遅れていること。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
 これは、米10年債利回りの低下が要因となっています。
 このところの米ドル/円相場は、「リスクオンでの株高」につれるのではなく、米10年債利回りとの相関性が高くなっています。
米ドル/円&米長期金利(10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
 過去数カ月、米10年債利回りは一時2.00%近くまで落ち込むなど低迷していたことが米ドル/円の上値をおさえていました。
 しかし、その米10年債利回りも9月8日(金)で底打ちとなり、反発に向かっています。
■米10年債利回りは反発。米ドル/円のサポートに 前回のコラムでご紹介させていただいたとおり、9月8日(金)に「米ドル/円と金(ゴールド)」は大きくトレンドを切り返しています。それは、ユーロ/米ドルも同様です。
【参考記事】
●北朝鮮建国記念日が相場の転換点だった! 日本株は約21年ぶり高値。米ドル/円は?(10月12日、西原宏一)
 以下は、米10年債利回りの日足チャートです。
米長期金利(10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
 9月8日(金)に2.014%をつけてから反発しています。
 これは、前述の米ドル/円、金(ゴールド)の変化日と同様。
 この米10年債利回りの反発が遅ればせながら、米ドル/円の上昇をサポートすると想定しています。
 マーケット関係者によると…

参照元:ザイFX! 西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

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