日本株上げ相場の終焉は、どう予測する? ギリシャ問題決着の市場への影響は軽微

■玉切れになるまで日本株の堅調は続くだろう 日本の株式市場は、非常に好調を維持しています。日経平均も、もうすっかり2万円台が定着してしまった感が出てきました。
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
 やはり、一番の理由は、公的年金などの買いや日銀によるETF(上場投資信託)の買いが、依然として継続的に出てきていることが大きいです。
 こうした買いが玉切れになるまで、日本株の堅調は続くと考えています。そのとき、日経平均がどれぐらいまで上がっているか、そのメドはわかりませんが、市場で需給動向をよく見ていれば、上げ相場の終焉は予測できるのではないかと思っています。
【参考記事】
●驚きのGPIF資産残高構成。もう、玉切れで株高・円安の流れが変わる可能性も…(4月2日、今井雅人)
■黒田総裁発言で市場に警戒感が残ってしまった… 一方、為替市場でありますが、こちらはすっかりお休みモードに入ってしまっています。
 米ドル/円も123円台~124円台のレンジに入り込んでいます。
 その背景にあるのは、まず1点目は、この円安相場に水を差すことになった黒田日銀総裁の発言です。
【参考記事】
●本音ポロリ!? 黒田総裁発言の真意とは?一時的な影響で再びドル高・円安に戻るか(6月11日、今井雅人)
 いまだに、どういう意図で発言したのか、わかってはいませんが、これで市場に警戒感が残ってしまったのは事実。
 ちなみに、黒田総裁がその発言をしたときの米ドル/円の水準は、124.60円近辺だったので、どうやらそこで、心理的に上値が抑えられてしまっているようです。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■投機の円売り急増! 公的マネーも以前ほど積極性はない さらには、最近、投機の円売りが増えてしまっていたことも上値を重くしている要因だと思います。
 IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向を見ると、ここ2~3週間で円売りが急増しました。先週は少し減ってはいますが、それでもまだ円売りポジションは溜まっています。
IMMのポジション動向(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
 その一方で、公的マネーなどによる円売りが、以前ほどには積極的に出てきていないようです。
 現在でも、122円台などには買い注文があるようですが、今の水準で積極的に米ドルを買う動きはあまり見られていません。
 こんな状況が続いているために、相場がこう着状態に入っているのではないかと思います。当面はこんな相場につきあわなければならないのかなと感じています。
 一方のユーロ/米ドルですが…

参照元:ザイFX! 今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

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