今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

米ドル/円はじり高、ユーロ/米ドルはいずれ 1.06ドル台を見る展開へ。ウクライナ情勢の 長期化を、市場はかなり織り込んでいる ブログ

米ドル/円はじり高、ユーロ/米ドルはいずれ 1.06ドル台を見る展開へ。ウクライナ情勢の 長期化を、市場はかなり織り込んでいる

ロシア側はますます要求をエスカレート。ウクライナ情勢の長期化は必至 この1週間も、ウクライナ情勢に翻弄される展開が続きました。
 ここにきてウクライナ側は、停戦に向けて妥協をする姿勢を見せています。
 具体的には、今後国境周辺の安全を担保してもらうことを条件に、NATO(北大西洋条約機構)への加盟をあきらめることを示唆しています。
 しかし、ロシア側は、ますます要求をエスカレートさせています。
 特に、クリミアの独立の正式な承認、そして、ウクライナ東部のドネツク州、ルガンスク州の独立を求めて一歩も引...
ユーロ/米ドルは、1.06ドルを目指した売り 戦略で! 米ドル/円はレンジだが、上に 抜ける可能性が高く、押し目買いが安心か ブログ

ユーロ/米ドルは、1.06ドルを目指した売り 戦略で! 米ドル/円はレンジだが、上に 抜ける可能性が高く、押し目買いが安心か

ウクライナ情勢は悪化の一途。それを織り込んだ相場に 今週もよろしくお願いします。
 ウクライナ情勢ですが、予想どおり泥沼化してきました。
【参考記事】●米ドル/円は114円台の堅さを確認、114円台半ばあたりは買いか。ユーロ/米ドルは、1.12ドル台前半を目指した売り方針で(2月24日、今井雅人)●ウクライナに関する情報に振り回されて、「円」が乱高下か。大きなポジションは取らず、短期間で逃げる姿勢が大切(2月18日、今井雅人)
 ロシア軍はウクライナ全土で破壊活動を継続し、一方でウクライナとの停戦協...
米ドル/円は114円台の堅さを確認、114円 台半ばあたりは買いか。ユーロ/米ドルは、 1.12ドル台前半を目指した売り方針で ブログ

米ドル/円は114円台の堅さを確認、114円 台半ばあたりは買いか。ユーロ/米ドルは、 1.12ドル台前半を目指した売り方針で

 今週もよろしくお願いします。
 この1週間の金融市場はウクライナ情勢一色でした。しかし、その影響は徐々に薄れてきています。
その状況について、今回は見ていきたいと思います。
【参考記事】●ウクライナに関する情報に振り回されて、「円」が乱高下か。大きなポジションは取らず、短期間で逃げる姿勢が大切(2月18日、今井雅人)
親ロシア派の独立を承認。すべてプーチン大統領が書いてやったことに間違いない この事案は、ロシアのプーチン大統領が、自国の軍隊をウクライナとの国境付近に派遣したことから始まっています。...
ウクライナに関する情報に振り回されて、 「円」が乱高下か。大きなポジションは 取らず、短期間で逃げる姿勢が大切 ブログ

ウクライナに関する情報に振り回されて、 「円」が乱高下か。大きなポジションは 取らず、短期間で逃げる姿勢が大切

金融市場の関心事はウクライナ一色に FX市場を含む金融市場は、通常時は各国の金融政策に影響を受けて動くことが多いです。
 しかし、他に何か重大な事件などが起きると、関心事がそちらに一時的に移ってしまい、金融政策など無視してしまうことがよくあります。
 世界的な紛争など、いわゆる有事といわれるものがその典型的な例です。最近は地政学リスクという言い方もします。
 現在のマーケット状況は、その最たるものです。
 ウクライナにロシアが軍事侵攻する可能性が高くなったという報道をきっかけに、金融市場の関心事はウ...
基本は米ドル高と考え、米ドル買いを継続。 米ドル/円の買いと、ユーロ/米ドルの売り 方針が基本戦略 ブログ

基本は米ドル高と考え、米ドル買いを継続。 米ドル/円の買いと、ユーロ/米ドルの売り 方針が基本戦略

「米長期金利上昇=株価下落」の関係に大きな変化。米長期金利が上昇しても株価は上昇 この1週間で、米長期金利(米10年債利回り)と株価の関係に大きな変化が出て来ています。
 それ以前の金融市場ですが、FRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めに政策転換をしてから、米長期金利上昇が企業業績や株価にマイナスの影響という懸念が広がり、株価が下落傾向に入っていました。
 つまり、「米長期金利上昇=株価下落」という関係になっていました。
 そのため、FX市場ではリスクオフから円高になるという展開となっていまし...
チャートをよく見て、相場の転換点を探れ。 大きな動きは長続きしないと考え、自分の トレードを相場に合わせていくしかない ブログ

チャートをよく見て、相場の転換点を探れ。 大きな動きは長続きしないと考え、自分の トレードを相場に合わせていくしかない

方向感がつかめないときは、自分のトレードを相場に合わせていくしかない 今週もよろしくお願いします。
 最近のFX市場を見ていると、短期間に上下どちらかに大きく動くものの、その流れは長くは続かず、今度は反対方向に急に戻るということが、各通貨ペアの中で起きているといます。
 こういう動きになってくると、中長期的なトレンドはなかなか出てこなく、方向感がつかめないという状況になってきます。
 こうしたときは、自分のトレードを相場に合わせていくしかありません。
米ドル/円は112円台から116円台に上昇後、1...
ユーロ/米ドルは、1.1200ドルを抜けるかが ポイントに。米国の3月利上げはほぼ確実、 金利上昇を背景に米ドル高へ戻る可能性 ブログ

ユーロ/米ドルは、1.1200ドルを抜けるかが ポイントに。米国の3月利上げはほぼ確実、 金利上昇を背景に米ドル高へ戻る可能性

FOMCは全体的に予想どおりの結果に FOMC(米連邦公開市場委員会)の話から始めたいと思います。
 1月25日(火)、1月26日(水)と米国のFOMCが開催されました。
 今回は、利上げをいつから開始するのか? 量的緩和政策を今後どうしていくのか? について、より具体的な言及があるのではないかと市場の関心は非常に高まっていました。
 まず、経済に対しては「経済活動と雇用の指標は引き続き強さを増している」と強気の見解を見せています。
 足元のオミクロン株感染拡大の影響はあるものの、基本的には経済は強...
米ドル/円は118円に上昇するための前提が 崩れてしまったが、下方向に向かうことも 考えにくい。当面は、軽めの短期トレードで ブログ

米ドル/円は118円に上昇するための前提が 崩れてしまったが、下方向に向かうことも 考えにくい。当面は、軽めの短期トレードで

FX市場は非常に読みづらい動き。今後しばらくは方向感を出せないのではないか 今週もよろしくお願いします。
 この1週間で、FX市場は非常に読みづらい動きになってきました。
 様々な見方が交錯するようになってきましたので、今後しばらくは方向感を出せないのではないかと、私も考えるようになってきました。
 市場が混乱している一番の理由ですが、米国の金融引き締めが必ずしも米ドル高につながっていないということがあります。
 これまで、日米金利差が長期的には米ドル/円に大きな影響を与えるという説明をしてきました...
米ドル/円の113円台は、押し目買いの良い チャンス。116円台からの下落は期待の反動、 米ドルが売り込まれていく状況ではない ブログ

米ドル/円の113円台は、押し目買いの良い チャンス。116円台からの下落は期待の反動、 米ドルが売り込まれていく状況ではない

この1週間は予想外の米ドル安の展開に 今週もよろしくお願いします。
 この1週間の動きは、正直に言って私にとっては、予想外の展開となりました。
【参考記事】●米ドル/円は120円を目指し、さらには125円も視野に入ってくるか。2022年は、いよいよ本格的な米ドル高・円安の相場がやってくる!(1月6日、今井雅人)
 まずパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言があったのですが、この中で彼が発言したことは、従来とまったく変わっていませんでした。
 元々、FOMC(米連邦公開市場委員会)のメン...
米ドル/円は120円を目指し、さらには125円も 視野に入ってくるか。2022年は、いよいよ 本格的な米ドル高・円安の相場がやってくる! ブログ

米ドル/円は120円を目指し、さらには125円も 視野に入ってくるか。2022年は、いよいよ 本格的な米ドル高・円安の相場がやってくる!

2022年の米ドル/円は120円を目指し、さらには125円も視野に入ってくるのでは 皆様、あけましておめでとうございます。昨年(2021年)は1年間ありがとうございました。今年(2022年)もよろしくお願いします。
 今年1年の相場に関してですが、いよいよ本格的な米ドル高・円安相場がやってくるのではないかと考えています。
 現在、世界的にインフレが非常に進んでいます。この傾向は今年ずっと続くと思います。
 そんな中、米国は金融引き締めに方向を転換しています。
 また、英国のBOE(イングランド銀行[...