<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>ユーロ/ドルの下落トレンド転換判断は早計。</i> ドル/円はいよいよ三角保ち合い上放れか

■ドルインデックスの反落は、トレンド転換なのか? 米ドル安・円安の同時進行、といった市況が鮮明になりつつある。
 米ドル全体のパフォーマンスを示すドルインデックスの反落は大きく、3月安値を下回ると下落は加速。昨日(4月30日)はメインサポートラインにトライしていたほどだ。
ドルインデックス 日足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
 ドルインデックスの反落は、米第1四半期GDPが芳しくなかったことにより加速したが、テクニカルの視点では、大きなサインがあった、4月27日(月)の筆者のツイートをもって説明したい。
 要するに、4月13日(月)高値99.99を「ヘッド」と見なし、4月6日(月)と4月27日(月)安値を連結した「ネックライン」を下回ったから、「ヘッド&ショルダーズ(※)」の下放れが成立し、一段と下落余地が拡大したわけだ。ちなみに、この下放れの下値計算値は、すでに達成されている。
 ここに来て、2014年5月安値を起点とした大型米ドル高トレンドが、一服しただけではなく、すでに転換したのではないかという見方もある。トレンド転換の可能性を測る「1-2-3」の法則に沿って、ドルインデックス日足におけるポイントを表示すると、以下のチャートのようになる。
【「1-2-3の法則」に関する参考記事】
●「1-2-3の法則」に基づくトレードの例(「材料はどうにでも解釈できる。そんなことより相場の本音を聞け!」(陳満咲杜)より)
●「1-2-3の法則」とは?(「中川問題は関係ない!? 為替相場で円安が進んでいる本当の理由」(陳満咲杜)より)
(※編集部注:「ヘッド&ショルダーズ」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。典型的なものは3つの山がある形で、これを人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダーズ」と呼び、仏像が3体並んでいるように見えるため「三尊」と呼ぶこともある)
ドルインデックス 日足(4月29日作成、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
 具体的な解釈は筆者のブログに記載しているので、ここでは省略するが、米ドル高トレンドが転換されるなら、ユーロをはじめ、諸外貨のベア(下落)トレンドも修正されるはずであり、ユーロ危機はすでに終焉したと思われることになるが、果たしてそうなるだろうか。
■ユーロ/米ドルの反騰はスピード調整と解釈するのが妥当 ユーロ/米ドルのGMMAチャートで見ると、2014年5月高値から一貫してベアトレンドを推進してきたユーロは、初めてレジスタンスゾーンを示す長期線グループ(ピンク)を上回っているが、メインレジスタンスライン(緑)にはほど遠い位置にあることがわかる。
ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:アイネット証券)
 となると、3月安値を起点とした切返しをトレンド転換と認定するには性急で、売られすぎだった状況に対するスピード調整、といった位置づけが妥当であることが示唆される。
 この見方は、月足でみると… 

参照元:ザイFX! 陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

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