英中銀が利下げ予告!英不動産ファンドの 解約増でポンド/円は120円への下落過程
2016-07-07
前回のコラムでご紹介したとおり、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])は下記のように利下げと通貨安(英ポンド安)誘導を示唆。
【参考記事】
●英国人はEU離脱決定を後悔(=Bregret)。英中銀が公式サイトで英ポンド安を容認!?(6月30日、西原宏一)
a)イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は30日、英国の欧州連合(EU)離脱選択の影響に対処するため、同中銀は恐らく数カ月内に金融政策を緩和する必要があるだろうとの見解を示した。
b)金融政策委員会(MPC)はポンド相場の動きが調整に役立つと認識
c)英景気は「大幅に減速」すると予想
出所:Bloomberg
このカーニー総裁のコメントは前回のコラムでご紹介した、BOEの公式ウェブサイトに書かれていた内容のとおりです。
【参考記事】
●英国人はEU離脱決定を後悔(=Bregret)。英中銀が公式サイトで英ポンド安を容認!?(6月30日、西原宏一)
そして、BOEの利下げ示唆は、JPモルガンの予測どおり。
彼らの予測によると、7月0.25%、8月0.25%の利下げ予測は変わらず。彼らの予測どおりにBOEが利下げすると仮定した場合、英国の政策金利は0%に。
英国の政策金利(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 各国政策金利の推移)
Brexit(英国のEU離脱)により、英国景気は減速、不透明な環境下、英ポンドの調整は必要…。
為替市場での反応は、BOEの通貨安誘導に沿って、英ポンドは急落。英ポンド/米ドルは1.3000ドルを割り込み、一時、1.2798ドルまで急落。
英ポンド/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)
英ポンド/米ドルは引き続き、1.2000ドルへの下落過程に。
そして、英ポンドは対米ドルだけでなく、主要通貨に対し…