新型コロナのワクチン開発期待で、市場は リスクオン。豪ドル/円は80円へ向けて上昇

■バイデン勝利の裏にリバタリアン党の存在が? みなさん、こんにちは。
 本校執筆時点では、未だ勝利が確定していませんが、バイデンさんは着々と政権交代の準備を進めています。
本校執筆時点では選挙結果は確定していないが、バイデン氏は着々と政権交代の準備を進めている (C)Scott Olson/Getty Images News
 一方、トランプさんはバイデンさんの不正を明らかにするための裁判を進行中。
 トランプさんは、いつものように多くのメディアで「敗北宣伝をしろ」などと叩かれていますが、事前予想とは大きく違い、今回の選挙戦はかなり善戦したといえます。
トランプ大統領は多くのメディアに「敗北宣言をしろ」などと叩かれているが、事前予想とは大きく違って、かなり善戦したといえる (C)Alex Wong/Getty Image
 たとえば、アリゾナ州では、バイデンさんが49.4%、トランプさんが49.1%という得票率となり、バイデンさんが勝利しましたが、その差はわずか0.3%です。
 そして注目は、ジョー・ジョーゲンセンさんが1.5%の票を集めていること。このジョー・ジョーゲンセンさんは、リバタリアン党から米大統領選挙に出馬しています。
米大統領選、アリゾナ州の選挙結果(出所:Yahoo!)
 たとえばの話ですが、彼女が出馬していなかったとすれば、この1.5%の票は保守派である共和党に流れる可能性が高かったと思われます。
 トランプさんの得票率49.1%にジョー・ジョーゲンセンさんの1.5%を加算すると、トランプさんが勝利することになるのです。
 「たられば」の話に過ぎませんが、この他にも、こうした僅差の州がいくつかあり、バイデンさん勝利の裏にリバタリアン党の存在があったともいえます。
 ともあれ、今回はリバタリアン党のわずか1.5%程度の票が選挙結果に影響するほど、トランプさんは善戦したといえます。
■マーケットの注目は新型コロナのワクチン開発に移行 ただ、マーケットの話題はすでに米大統領選から新型コロナウイルスのワクチン開発へと移っています。
 米大統領選挙の話題一色だった今週(11月10日~)の月曜日に、いきなり下記の報道が飛び出し、マーケットは様変わり。
 注目の報道は、米製薬大手ファイザーによる新型コロナウイルスのワクチン開発に関するものでした。
米ファイザーのコロナワクチン「9割超に効果」、近く緊急使用申請
米製薬大手ファイザーは9日、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックと共同開発する新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)で感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表した。
出所:ロイター
 この報道を受け、日経平均先物は一気に2万5000円台に突入。
 北海ブレントが、一時1バレル=45ドルを上回り、2カ月超ぶりの高値に到達。
 そして、米10年国債利回りは、0.97%水準まで急騰しました。
米10年国債利回り 日足(出所:TradingView)
 これを受け、米ドル/円は一気に2.50円程度急騰し、一時105.68円まで上昇。
米ドル/円 4時間足(出所:TradingView)
 リスクアセットの豪ドル/円は一時77円台、英ポンド/円も140円台まで急回復しています。
豪ドル/円 日足(出所:TradingView)
英ポンド/円 日足(出所:TradingView)
 マーケットの焦点は…

参照元:ザイFX! 西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

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