トランプ大統領が吠えても米ドル安は遠い? でも、2020年は総じて米ドル安との見方も!
2019-11-21
この時期になると、多くの金融機関が来年(2020年)の相場予測を発表することになります。
個人的にも注目しているモルガン・スタンレーも、2020年の相場予測を早々とリリース。
要約すると、2020年の米国の株式は他の国の資産に対し、アンダーパフォームするほか米ドルが下落するとのこと。
米資産、株・債券・通貨が2020年にアンダーパフォームへ-モルガンS
2020年は米国の株式と社債が他の国・地域の資産に対しアンダーパフォームするほか米ドルが下落すると、モルガン・スタンレーが予測した。
出所:Bloomberg
マーケット関係者によれば、モルガン・スタンレーが重要顧客向けに配布している2020年のトップ10トレードにおいて、主要通貨では英ポンド/米ドルのロングが3位に位置しているようです。
そのターゲットは、1.4000ドル。
英ポンド/米ドル 週足(出所:TradingView)
そして、先週のコラムで取り上げたNZドルのロングも7位ランクインしている模様。ターゲットはあまり高くなく、0.6900ドル。
【参考記事】
●米ドル/円は2段構えのバリアが上値阻む! 狭いレンジで推移後、108.50円割れか?(11月14日、西原宏一)
NZドル/米ドル 週足(出所:TradingView)
こうした年間の相場予測は、年間を通して参考にするというよりも、年末年始のスタートダッシュに参考にするのが精度が高いと思っているので、年末年始の為替相場は、このコラムでご紹介してきたように、英ポンド/米ドルとNZドルのロングが狙い目でしょうか?
【参考記事】
●米ドル/円は2段構えのバリアが上値阻む! 狭いレンジで推移後、108.50円割れか?(11月14日、西原宏一)
●12月の英総選挙は事実上の再国民投票!? 合意ある離脱なら英ポンドは1.40ドル台へ(10月31日、西原宏一)
一方、今週(11月18日~)注目されたのが…