総合損益327,308円 米ドル円少し下落でも利益増している理由 【FXオプションからのスワップ投資 2019年10月31日】

米ドル円買いを中心としたFXオプション+FXでのスワップ投資です。FXオプションを活用することで「買い平均値を下げて利益を出しやすくする運用」を続けています。今回もその効果が確認できます。通常FXだけの運用であれば、米ドル円が下げ気味のときは含み損増加していくのですが、ここでは利益増が続いています。その理由は記事最後の方で書かせていただいております。ポジション内容などをご覧いただきながら、お読みになってみてくださいませ。この運用法は以下の特長があります。FXオプションからのスワップ投資 5つの特長安値でFXポジションを作るのに有効FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げるFXオプションでプレミアム受取利益が発生。FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う月10~20万円のスワップ+プレミアム受取+米ドル円上昇による売買利益を想定では、はじめさせていただきます。権利行使日近いオプションポジション3本あり現在保有中の5本のFXオプションポジションです。それぞれのポジションは、左から「通貨名ー権利行使日@権利行使価格」の順番で並んでいます。1番上のポジションが06-11-2019となっているのは「2019年11月6日」のことで来週11月6日が権利行使日という意味です。同様に4本目と5本目のポジションは、11月13日の再来週権利行使日になっています。5本中3本が権利行使日ということなので、11月13日を超えると、新規ポジションが無ければポジション数5本→2本へと激減します。ちょっと寂しい感じもするのですが、今後は保有本数は少な目にしていく予定でいます。1本あたりの売買数量は増やすので、全体のポジション数量としては変わりません。保有本数減らす意味売買本数を減らすのは、「逆境相場突入したときに精神的ダメージを減らす」ためですこの運用は「米ドル円買い」を基本としていますので米ドル円が大きな下落となると、含み損も大き目になります。こういう時は「含み損抱えて踏ん張る」か「損きりして全体を軽くする」かの選択を迫られる時でもあります。ちょっと追い詰められた局面では、「保有ポジション数」によって精神面への影響が違います。1本で30万通貨のポジション保有1本3万通貨を10本で30万通貨保有この場合、同じ30万通貨保有でも2の方が精神的な圧迫感があります。同じ数量なのでちょと不思議な気もするかもしれませんね。私だけかもしれませんが、現実に精神的なストレスを感じます。この対策として、出来るだけ本数は少な目にするようにしています。この方針は、他の運用法でも同じです。ここまでは、FXオプションに慣れるための実験段階だったので細かくしている部分もありました。ある程度のルールもまとまってきたので、ここからは他の運用法と同様に売買本数少なくしていきます。来月権利行使日以降は一旦ポジションは減るものの、新たにポジションを作る可能性もあります。今後は、5万通貨の倍数でやっていきます。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプションからのスワップ投資 概略この取引は、「FXオプションからのスワップ投資」と呼んでいます。FXオプションを使って安値で米ドル円買いポジションを作るスワップポイント+プレミアム利益を受取りながら上昇期を待つ上昇期には利益をだして資金を増やしていくこういう流れを、このブログでお見せしていければと思っています。参考記事:【FXオプションからのスワップ投資】とは 米ドル円などの先進国通貨は、上げたり下げたりを繰り返しています。新興国通貨のように値を下げ続けるような展開にはなりにくいという特徴があります。理論上は、「米ドル円を安値で買いポジションを作ってスワップポイントを受取続けながら大きく上昇するのを待つ」というやり方はとても有効です。とはいものの、「安値で米ドル円買いポジションを作る」というのは狙ってもなかなか出来るものではありません。FXオプションを活用することで、「現在値よりも数円下の値でポジションを作る」ことが可能になります。「現在値よりも数円買値を下げたポジション」を作っていけば、今までよりも安定感のあるなスワップ投資をやっていけるようになります。それを現実の運用記録を元に公開しているのが、この運用記事です。具体的には以下の手順で行います。FXオプションからのスワップ投資 手順現在値よりも安値の権利行使価格で米ドル円プットオプション売りを作成(プレミアム受取利益発生)権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも安値であれば米ドル円買いポジション発生権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも高値であればポジション消滅で終了発生した米ドル円買いポジションでスワップ投資開始FXオプション活用といっても、やり方は簡単です。米ドル円のプットオプション売りを長期保有するだけだからです。プットオプション売りの仕組み米ドル円プットオプション売りは上図のような性質を持ちます。「売り」の性質上、オプション値が上がれば損失・下がれば利益となります。FXオプションの仕組みは下記ページにてまとめています。参考記事:FXオプションの仕組み今後の値動きでどうなるかを列挙するとこうなります。期日までは、米ドル円上げなら下がり(利益増あるいは損失減))、米ドル円下げなら上がる(利益減あるいは損失増)。日数が経てば時間的価値減少とともに下がりやすい(利益増または損失減)。利益が取りやすいものの利益上限は限定される。大きな円高となれば、相応の含み損となる。米ドル円が期日に権利行使価格よりも上がればプレミアム分の利益を受け取れる。米ドル円が期日に権利行使価格よりも下がればプレミアム分の利益を受け取って買いポジションが発生する。プットオプション売りは、米ドル円が大きく下げればオプションポジションを作ったときの米ドル円値よりも安値でFX口座での米ドル円買いポジションへと変身します。上昇してしまった時は、FX口座での米ドル円買いポジションは発生しないのですが、プットオプション売りポジション作成時のプレミアム受取分は単純に利益になります。このプレミアム受取利益も、積み上がると大きなものになります。この辺は、現実のポジションに合わせて運用記事の中で解説させていただきます。。尚、要注意は下げ相場です。米ドル円プットオプション売りは、米ドル円買いポジションと同じ宿命を負っています。つまり、米ドル円下げ相場では含み損となるということです。この含み損も、現在値で米ドル円買いポジションを作ったよりは少なくて済むのですが、10円・20円の円高となればそれなりの含み損となりえます。このリスクは、資金管理や損きりで臨機応変に対応していきます。FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。それぞれの状況を定期的に確認しています。FXオプション部分(10月31日)ここで確認して頂きたいこと。ここでは、現実のポジションをもとに、プットオプション売りの2つのポイントが確認できます。下げ相場:含み損を抑制する効果がどのようなものか上げ相場:利益が限定されるということがどのようなものか参考記事:FXオプションの含み損抑制効果と測定のための基礎資料(米ドル円)つまり、相場が下落したときにFXでの含み損よりも小さくなる、または利益になってしまうという特徴です。現在保有中のポジションがこちらです。保有中のFXオプションポジションは5本あります。米ドル円現在値は108.615円です。米ドル円プットオプション売り 1本目一番上のポジションです。作成日:2019年7月5日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:107,825円権利行使価格:107.00円権利行使期日:11月6日売買数量3万通貨プレミアム:1.547利益上限:1,547×3万通貨=46,410円プレミアム現在値は0.05です。2019年10月31日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益46,410円含み損ー1,500円差引損益44,910円来週期日となります。11月6日の権利行使期日に米ドル円が107円以上であれば、プレミアムがゼロ円となり、ポジション作成時に受け取った46,410円の利益が満額確定します。あと1週間、このまま全額利益確定となって欲しいところです。米ドル円プットオプション売り 2本目2番目のポジションです。作成日:2019年8月9日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:105.954円権利行使価格:108.00円権利行使期日:12月11日売買数量5万通貨プレミアム:3.491利益上限:3.491×5万通貨=174,550円プレミアム現在値は0.600です。2019年10月31日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益174,550円含み損ー30,000円差引損益144,550円このポジションは、12月11日の権利行使日に米ドル円が108円以上であれば、プレミアムがゼロとなり現在の含み損ー30,000円もゼロ円になります。米ドル円が動かなければ、日数経過とともに時間的価値が減少しプレミアムは下がっていきます。ここ2週間は、米ドル円は動いていませんが、このポジションの利益は増加中です。時間的価値減少のお陰です。米ドル円プットオプション売り 3本目3番目のポジションです。作成日:2019年9月5日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:106.560円権利行使価格:106.00権利行使期日:2020年1月8日売買数量2万通貨プレミアム:1.918利益上限:1.918×2万通貨=38,360円プレミアム現在値は0.427です。2019年10月31日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益38,360円含み損ー8,540円差引損益29,820円このポジションの権利行使価格は、106.00円です。現在途中決済すれば、FXオプションとしての損益は29,820円利益です。このまま2020年1月8日の権利行使日に米ドル円が権利行使価格106円以上であればプレミアム価値はゼロ円となり、このポジションで得たプレミアム利益受取38,360円の満額受取が確定することになります。今のところ余裕があるんですけどね。何が起こるのかわからないのが相場ですので、楽観はしていません。米ドル円コールオプション売り 4本目下から2番目番目のポジションです。このポジションは、コールオプションの売りで、「米ドル円が下げれば利益になる」という性質のものです。FXの米ドル円買いポジションの値下がりヘッジのために作成しています。参考記事:カバードコール戦略を米ドル円で仕掛ける意図と思惑現在状況はこんな感じです。作成日:2019年10月8日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:107.390円権利行使価格:108.000円権利行使期日:11月13日売買数量10万通貨プレミアム:0.487利益上限:0.487×10万通貨=48,700円プレミアム現在値は0.883です。2019年10月31日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益48,700円含み損ー88,300円差引損益ー39,600円米ドル円が上昇していくと含み損が増えていくポジションです。このまま権利行使日11月13日まで米ドル円が108円+プレミアム0.487=108.487以上のままであれば、最終的に損失となる可能性があります。その場合は、FX口座で保有中の米ドル円買いポジションの利益確定により、損きり分と相殺する予定です。米ドル円コールオプション売り 5本目一番下のポジションです。作成日:2019年10月18日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:108.558円権利行使価格:109.25円権利行使期日:11月13日売買数量10万通貨プレミアム:0.303利益上限:0.303×10万通貨=30,300円プレミアム現在値は0.206です。2019年10月31日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益30,300円含み損ー20,600円差引損益9,700円4番目のポジション同様に、「米ドル円が一定以上上昇しなければ利益」となります。その損益ポイントとなる権利行使価格は109.25円ですので、現在値から60銭くらい余裕があります。FXポジション部分(10月31日)現在保有中のポジションは、米ドル円買いポジション30万通貨です。FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを、くりっく365口座に移動させて保有しています。参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。このポジションは、長期保有前提でスワップポイントを受取ながら上昇期を待っているところです。保有ポジションのスワップポイントも776,230円まで溜まってきました。現在のスワップポイント発生ペースは月6.3万円くらいですので、来月には10万円になりそうです。段々と利益が増える良い展開です。米ドル円下げても利益増加続く 現在の全体状況ここまでの損益推移です。2019年10月31日時点の各項目の損益項目損益FXオプション損益883,995円FX損益(確定分)-950,477円FX+FXオプション(含み損益)393,790円総合損益(含み損益考慮)327,308円損益分岐点(総合損益ゼロ円となる米ドル円値目安)106.24円table.tbl_krep{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_krep{width:100%;}table.tbl_krep td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_krep th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_krep,table.tbl_krep td,table.tbl_krep th{border:solid 1px #C0C0C0;}運用開始日:2019年3月21日運用通貨:米ドル円買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)想定損益分岐点計算式:FX保有ポジション平均値ー(含み損益÷FX保有ポジション数量)ここ2週間、米ドル円はちょっと下げ気味の横這いで推移しています。実は、こういう横這い相場は、この運用では大歓迎です。日数経過による時間的価値減少がで着実に利益が増えていくからです。ということで、米ドル円相場は前週よりも少し下がっているのですが利益は増加しています。前回記事のときの米ドル円値は総合損益(含み損益考慮)は108.6640円で総合損益(含み損益考慮)は293,218円でした。参考記事:年利20%に利益上乗せの目論見 ただいまの状況1週間経過した本日の米ドル円値は108.615円と3.5銭下落です。にもかかわらず総合損益(含み損益考慮)は327,308円前回よりも34,090円増加となりました。コールオプション売りを入れている状況なので、11月13日の権利行使日までは大きく上昇しないで欲しいというのが正直な気持ちです。でも、そんなことを思っても相場がその通り動いてくれるものではないんですよね。だから期待せずにやっています。一応、2本のコールオプション売りポジションは、権利行使日に2つ合わせて108.798円以内の水準であれば権利行使日の損失は既に受け取っているプレミアム利益の範囲内で済む予定です。米ドル円が109円を超えていく上昇となれば、その損失分はFX口座で保有するポジションの利益確定をして補うことになります。この辺は、長くやっていけば「利益で終わることが多くなる部分」だと想定していますので、気にせずにやっていきます。こんな形で「米ドル円買い」を基本として資産を増やしていくつもりです。今後も、運用状況をお見せしながらFXオプションを使ったスワップ投資運用の参考にしていけるよう頑張ります。米ドル円買いポジション保有で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプション運用の主要ページFXオプションの特徴と運用状況「FXオプションからのスワップ投資」やり方とルール運用記録と気づき「FXオプションからのスワップ投資」FXオプション 具体的な作成事例FXオプションとは含み損抑制効果とその「限界」のまとめ FXオプションリスクサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ

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