米新規失業保険申請は42年ぶり低水準、労働市場の堅調さ示唆 News

米新規失業保険申請は42年ぶり低水準、労働市場の堅調さ示唆

[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が発表した10月10日終了週の新規失業保険週間申請件数は、季節調整済みで7000件減の25万5000件と、42年ぶりの低水準を再び記録した。過去2カ月に雇用の伸びは鈍化したものの、労働市場が依然底堅いことを示唆した。

伊検事当局、VW現法とランボルギーニの幹部を捜査 News

伊検事当局、VW現法とランボルギーニの幹部を捜査

[ミラノ 15日 ロイター] - イタリアの検事当局が、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と傘下のイタリア高級車ブランド、ランボルギーニのイタリア法人幹部を、不正行為の疑いで捜査していることが分かった。同国北部ベローナの主任検察官が15日明らかにした。

焦点:漂流続く放射性廃棄物問題 核燃料サイクルのコスト増大 News

焦点:漂流続く放射性廃棄物問題 核燃料サイクルのコスト増大

[東京 15日 ロイター] - 九州電力川内原発2号が再稼働するなど「原発回帰」が徐々に進む一方で、打開策の見えない放射性廃棄物の処分に新たな懸念が高まっている。国内で候補地絞り込みにめどが立たない中で、政府内からは海外での処分を検討する選択肢も聞かれる。

ドル/円ブレイク材料は10月最終週に集中! それまでは「弱含みのレンジ相場」か ブログ

ドル/円ブレイク材料は10月最終週に集中! それまでは「弱含みのレンジ相場」か

■市場は、全面的な「米ドル安」相場に変わってきた 今週(10月12日~)は、週明けの12日(月)が体育の日の祝日で東京市場が休場となったほか、NY市場もコロンブスデーとあって米債券市場が休場。市場は、かなり流動性の薄いマーケット環境を余儀なくされました。

 そんな中、先週(10月5日~)1週間を通して展開された「リスクオン」の動きも一服。14日(水)のNY市場では、全面的な「米ドル安」相場へと、市場の雰囲気が変わってきた様がうかがえます。

米ドルVS世界の通貨 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 1時間足)

■弱い米経済指標結果が、追い打ちをかける格好に… 前回のコラムで、私は、「米国の年内利上げの可能性は、ほぼなくなったのではないかと考えている」とお伝えしましたが、14日(水)は、市場がその認識をさらに強める展開となりました。

【参考記事】

●追加緩和に応じない黒田総裁の本音とは?ポイントは昨年秋から急落した原油価格!(10月8日、今井雅人)

 このところ、毎回、市場参加者を落胆させることが多く、一部からは、「鬼門」とまで呼ばれている米小売売上高が発表されましたが、その数字は、前月比0.1%と、市場予想の0.2%を下回る弱いものとなりました。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)

 そして、さらに追い討ちをかけるように、同時に発表された9月米PPI(生産者物価指数)が、前月比マイナス0.5%と、市場予想のマイナス0.2%を大幅に下回る弱い結果となりました。

 コアの数字は、0.1%の予想だったにもかかわらず、なんとマイナス0.3%とかなりひどい数字。

■さらに、米利上げ時期の先延ばし観測が高まっている その後に公表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも、「賃金上昇は、ほとんどの地域で抑制された」との見解が示されたほか、「米ドル高が製造業や観光業を打撃、と多くの連銀が指摘している」ことが判明すると、米長期金利の大幅な低下とともに、米ドル/円は、一時118.61円まで売り込まれました。

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

 米10年債利回りは、一時1.9718%まで低下しています。

米10年債利回り 1時間足(出所:CQG)

 市場では、さらに米利上げ時期の先延ばし観測が高まる結果となっています。

 FFレート先物(※)価格から算出される予想織込み度ですが、昨日10月14日(水)に発表された一連の米経済指標を受けて、10月の利上げ確率が前日13日(火)の10.0%から6.0%、12月の利上げ確率が37.0%から28.5%にまで急低下していることからも、その様子を感じることができます。

(※編集部注:FFレートはフェデラルファンド金利のことで、米国の政策金利。「FFレート先物」はそれを対象とした先物)

 ただ、本日10月15日(木)の…