ホンダ、円安で今期売上高1000億円増額 品質費用増で利益は維持 News

ホンダ、円安で今期売上高1000億円増額 品質費用増で利益は維持

[東京 4日 ロイター] - ホンダは4日、2016年3月期の連結業績予想(国際会計基準)について、売上高を前期比9.5%増の14兆6000億円と従来から1000億円増額した。為替の円安効果が寄与する。ただ、利益予想は従来のまま据え置く。品質関連費用が想定以上に膨らんでいるため。

インタビュー:日銀緩和、来春に先送りか=篠原・前IMF副専務理事 News

インタビュー:日銀緩和、来春に先送りか=篠原・前IMF副専務理事

[東京 4日 ロイター] - 篠原尚之・前国際通貨基金(IMF)副専務理事(現・東京大学政策ビジョン研究センター教授)は4日、ロイターの取材に対し、日銀が10月30日に物価目標達成時期を後ずれさせたにもかかわらず、追加の金融緩和を見送ったことについて、期待に働きかけるというチャネルがほとんどなくなってしまったと語った。

焦点:EU・トルコ関係に「蜜月」期待、人権より難民問題を優先 News

焦点:EU・トルコ関係に「蜜月」期待、人権より難民問題を優先

[ブリュッセル 3日 ロイター] - 1日のトルコ総選挙では与党・公正発展党(AKP)が単独政権の座を奪還、エルドアン大統領の圧勝に終わった。この結果を受けて、欧州連合(EU)の政策当局者は当初こそ落胆したが、今ではEU・トルコ関係の改善につながる可能性もあるとして、希望の兆しを見出している。

豪ドル/円は下落一服で下げ止まった? 目先は上値88円のボックス相場形成中 ブログ

豪ドル/円は下落一服で下げ止まった? 目先は上値88円のボックス相場形成中

■豪ドル/円は月足でボックス相場を割り込む 今回は豪ドル/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。

 月足チャートを見ると、右端のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。 

豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値をつけているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。

 86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、102円台後半の高値をつけている。

 俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成したと考える。

 このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えていた。

 豪ドル/円は、まず右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで、最初の「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、この「売りシグナル」が発せられた時点でのターゲットは、このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)であった、と考える。

■最近の動きは2007年、2008年ごろの値動きに似ている 話を2007年、2008年ころの値動きに振るが、豪ドル/円は「ピンクの破線」でボックス相場を形成した、と考える。 

豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。

 しかし、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発した。

 今年の値動きが、この頃に似ている、と感じていた。つまり、時間が経過すると、ボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えていたわけだ。

 月足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、「売りシグナル」点灯と考える。

 単純に(難しく考える必要もないので)、従来の安値(86.00円近辺)を更新したので「売りシグナル」を発した、と考えることもできる。

■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。 

豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。

 ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。

 このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。

 しかし、すでにターゲットを達成した可能性があることに留意する必要がある。

 この時点での高値は、105円台半ば(105.40-50円)程度だ。

 ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。

 しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。

■105円台から下落後、再びボックス相場を形成 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。 

豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも、同じように、「赤の破線」で表示した。

 豪ドル/円は、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、新たな「売りシグナル」を発した、と考える。

 8月中旬の時点では、「すぐに86.00円近辺を下に抜けるか、否か」を考える必要はない、と判断していた。

 ただし、予想外に、猛烈なスピードで下落する可能性もある、と考えていた。

 中国経済に関する材料(上海株の急落を含む)で、「豪ドル売り」となる場合、あるいは、原油価格に関する材料で、資源国通貨がターゲットになり、「豪ドル売り」となる場合には、予想外のスピードで急落する可能性がある、と考えていたからだ。

 実際に、そのパターンが起こった、と考える。

 86.00円近辺で発せられた「売りシグナル」のターゲットは、ボックス相場のセオリーに従うと、67.00円近辺になる。

 しかし、現時点で、その水準(70円割れ)を考える必要はないと考える。

 ただし、上記のパターンを前例にすると、ターゲットが遠い水準であることと、その可能性があることを知っておいた方が良い、と考える。

 次に、日足チャートをご覧いただき…