ファイアブロックス、ステーブルコインの価格比較・取引基盤を提供開始

FireblocksがLiquidity Market提供

デジタル資産インフラ企業ファイアブロックス(Fireblocks)が、複数の店頭(OTC)取引業者の提示価格を比較し、ステーブルコインを売買できる基盤「リクイディティマーケット(Liquidity Market)」の提供開始を10月15日に発表した。

決済事業者などの利用企業は、同基盤を通じて複数のOTC業者に見積もりを依頼し、提示価格を比較したうえで取引を実行できるとのこと。また、利用企業は各OTC業者との既存の取引関係に基づき、事前に取り決めた与信条件や精算方法を利用できるという。

同社によると、従来、決済事業者がステーブルコインを調達する際には、OTC業者ごとにチャットや個別の管理画面で価格を確認し、与信枠や残高を手作業で管理する必要があったとのこと。今回提供開始されたリクイディティマーケットでは、これらの作業をファイアブロックスの既存基盤上に集約することで、価格比較から取引実行までの手続きを効率化するという。

リクイディティマーケットの提供開始時の流動性供給者として、暗号資産取引サービスを提供するB2C2とゾディアマーケッツ(Zodia Markets)が参加する。同基盤は、米ドル、ユーロ、英ポンドなどの主要な法定通貨と、主要なステーブルコインとの取引に対応するという。

また同基盤の利用企業は、接続した各OTC業者の利用可能な与信枠や必要な証拠金、残高を一つの画面で確認できる。取引は管理画面またはAPIから実行でき、同基盤は約定内容を元の見積もりとひも付けて記録するため、利用企業は取引履歴も確認できる。

さらに同基盤では、各OTC業者との取引に共通の取引制限や権限管理を適用でき、業者のアカウント接続や注文実行には所定の承認手続きが必要となる。

ファイアブロックスは、利用企業とOTC業者との取引の相手方にはならず、交換時に顧客資産を預からないという。取引の精算は利用企業と流動性供給者の間で直接行われ、ファイアブロックス自身は取引価格にスプレッドを上乗せしないとのことだ。

なおファイアブロックスは10月14日、金融サービス事業者などが法人顧客にデジタル資産口座を提供できる新機能「ビジネスアカウント(Business Accounts)」を発表した。同機能では、法人ごとの権限設定や取引承認などに対応するとのことだ。

参考:ファイアブロックス
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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