
この記事の要点
- DogeOS、DOGE対応テストネット「Chikyū」公開
- DeFi・ゲームなど11プロジェクトがDOGE上で開発着手
まずはドージコイン(DOGE)を詳しく
DOGEにDeFi・ゲーム開発環境が誕生
ドージコイン(DOGE)のアプリケーションレイヤーを開発するDogeOSは2026年9月30日、パブリックテストネット「Chikyū」を公開しました。
DogeOSによると、Chikyūではイーサリアム互換(EVM対応)の環境でDOGEを手数料トークンとして使用し、取引やレンディング、ステーブルコイン、ゲームなどのアプリケーションを開発・テストできます。
ドージコインの基盤チェーン(L1)自体を変更せず、その上にスマートコントラクトを扱うアプリケーションレイヤーを構築することで、DOGEを使った新たなサービスの開発環境を提供するとDogeOSは説明しています。
DogeOSは、この開発環境を通じてDOGEをDeFi(分散型金融)やゲームなどのアプリケーションでも利用できるエコシステムの構築を目指す方針です。
ドージコインがソラナ上で取引可能に
10超のプロジェクトがDOGE上で開発着手
先物・ステーブルコインからゲームまで
発表によれば、公開されたテストネットでは、金融からゲーム、消費者向けサービスまで10を超えるプロジェクトが開発に参加しています。
金融分野では、Barkswapが流動性エンジン、Superposition FinanceがDOGEを使ったレンディングプロトコル、Derpsが無期限先物取引所を手がけるほか、Split Marketsは清算なしのオプション、USDogeはCDP型ステーブルコインの開発を進めています。
予測市場ではSnagがアグリゲーターを構築しており、金融サービスに加えて、AnoncoinとStarbaseのローンチパッドもテストネット上で開発されています。
さらにゲームや消費者向け分野ではDoge Escape、PlaysOut、DogeFundMeが参加しており、DogeOSは複数分野の開発チームを受け入れる環境を公開したとしています。
既存のEVMツールがそのまま利用可能
こうした11のプロジェクトが開発を進めるDogeOSでは、ゼロ知識証明を利用したEVM互換のzkVM(ゼロ知識証明仮想マシン)が採用され、イーサリアム向けのスマートコントラクトや開発ツールを扱える環境が用意されています。
DogeOSによると、既存のEVM開発者は使い慣れたツールやコードを活かしながら、ドージコイン向けのアプリケーション開発に参加できる構成となっています。
ネットワーク上の取引手数料はDOGE建てで支払われ、実行に必要な費用をDOGEで負担する仕組みだとDogeOSは説明しています。
テストネットでの開発に使うDOGEについては、フォーセット(蛇口)から1日あたり42.069 DOGEを取得できるようになっています。
10.8億円調達済み、次は分散化へ
テストネットの開発を進めるDogeOSは、ドージコイン向けウォレット「MyDoge」の開発チームが立ち上げたプロジェクトで、2025年5月にはPolychain Capital主導の資金調達ラウンドで690万ドル(約10.8億円)を調達しています。
今回のテストネット公開について、DogeOSの創業者兼CEOであるジョーダン・ジェファーソン氏は、ドージコイン向けのアイデアを実際に動くアプリケーションへ変える場になると述べ、「資産からエコシステムへ」と進化する出発点になるとの見方を示しました。
ドージコイン財団のディレクターであるティモシー・ステビング氏も、基盤チェーン本来の性質を保ちながら一つ上の層でユーティリティを加える点を評価し、DogeOSが「次の100のスタートアップ」がドージコイン上で開発する足掛かりになることへの期待を示しています。
テストネット公開後もネットワーク開発は続き、DogeOSは次の段階として各構成要素の分散化に取り組む方針です。
数億人規模の基盤にDOGE統合
DOGE、「資産」から「エコシステム」へ
ドージコインを巡っては、米国でETFが上場するなど投資対象としての環境が広がる一方、DogeOSは金融サービスやゲームなどでDOGEを利用するアプリケーション層の構築を進めています。
今回のテストネット公開では、投資対象としてのDOGEとは別に、金融サービスやゲームなどのアプリケーションでDOGEを使うための開発が11のプロジェクトで始まっています。
現在のChikyūは各チームがアプリケーションを開発・検証する段階にあり、その先にはメインネットへの移行が予定されています。
メインネットの具体的な公開時期についてDogeOSは今後明らかにするとしており、テストネット上のプロジェクトが実用段階まで進むか、そしてDOGEの利用が投資対象からアプリケーション利用へどこまで広がるかが注目されます。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.74 円)
関連の注目記事はこちら
Source:DogeOS発表
サムネイル:AIによる生成画像






コメント