
複雑な業務を完結まで遂行、APIやChatGPT有料プランへ順次提供
米AI開発企業オープンAI(OpenAI)が、新たな旗艦AIモデル「GPT-6アストラ(GPT-6 Astra)」の提供を一部企業向けに開始した。OpenAIが9月3日に発表した。
提供対象は、同社の「トラステッド・アクセス・プログラム(Trusted Access Program)」に参加する企業。APIおよびChatGPTのPlus、Pro、Business、Enterpriseプランには、今後数日で順次提供される予定だ。
OpenAIはGPT-6 Astraを、同社史上「最も知能が高く、最も高性能なモデル」と位置付けている。コンピュータ操作、ウェブ閲覧、ソフトウェア開発、科学、専門業務で最先端の性能を備え、コードやブラウザ、業務ソフトをまたぐ複数段階の作業を、依頼から成果物の完成まで遂行できるという。
またOpenAIによると、GPT-6 Astraは複数の評価で従来モデルより少ない出力トークン数で高い結果を示した。トークン当たりの料金は従来モデルより高いものの、タスク単位の推定APIコストは低くなるとしている。
GPT-6 Astraの導入にあわせ、OpenAIの「レスポンシズAPI(Responses API)」には長時間の作業を支援する新機能が追加された。
具体的には、外部ツールの実行中も推論や別の作業を継続できる「非同期ツール呼び出し」、応答生成中に訂正や要件変更を追加できる「ターン途中の指示変更」、会話のキャッシュを維持したまま推論の深さを変更する機能が導入されている。
さらにGPT-6 Astraでは、指示や意図に沿って安全に振る舞う性質である「アラインメント」も強化されたという。対応するAPIリクエストでは、モデルの挙動を非同期で監視し、問題が検出された場合に警告を出す「ミスアラインメント・モニタリング」が利用される。
GPT-6 Astraのコンテキストウィンドウは105万トークンで、最大出力は12万8,000トークン。知識のカットオフ日は2026年4月30日となっている。
APIの標準料金は、100万トークン当たり入力10ドル(約1,570円)、キャッシュ済み入力1ドル(約157円)、出力50ドル(約7,850円)だ。
This is GPT-6 Astra.
— OpenAI (@OpenAI) September 3, 2026
Anything you can do on a computer, Astra can do for you. Fast. pic.twitter.com/gDd0IsewJw
参考:OpenAI「GPT-6 Astraモデルガイド」・OpenAI「GPT-6 Astraモデル情報」
画像:iStocks/PIXTA
関連ニュース
- OpenAI、新モデル名にSol・Terra・Luna。暗号資産関連の名称とも重なる
- 日立、OpenAIとの連携本格化。Codexで基幹システム刷新支援へ
- アンソロピック、「Claude Fable 5.1」一般提供開始、エージェント型タスクで最大45%コスト減
- 「Move」開発者サム・ブラックシア、Sui開発元ミステンラボCTO退任、アンソロピックへ
- ペイワード、アンソロピックの「Claude Mythos 5」をサイバー防御に導入
参照元:ニュース – あたらしい経済


コメント