
この記事の要点
- K33調査、ノルウェー年金基金の間接BTC保有が過去最高に
- 前年比60%増の1万1,549 BTC、運用資産比は約0.03%
ノルウェー年金基金のBTC保有、過去最高を更新
世界最大級の政府系ファンドであるノルウェー政府年金基金グローバル(NBIM)が間接的に保有するビットコインが2026年6月末時点で1万1,549 BTC(7億2,700万ドル/1,160億円相当)に達し、過去最高を更新したと、調査会社K33リサーチが明らかにしました。
前年同期比では60%増えており、Strategy(ストラテジー、MSTR)などBTCを保有する上場企業への株式投資を通じて間接保有が拡大しています。
過去最高を更新した一方、NBIMの運用資産総額(AUM)に占める割合は約0.03%にとどまり、ファンド全体からみればBTCへの間接的なエクスポージャーは限定的な規模となっています。
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間接BTC保有の企業別内訳と保有推移
保有上位5社、ストラテジーが9割弱
NBIMが株式投資を通じて間接的に保有するBTCを企業別にみると、上位5社は以下の通りです。
| 企業名(ティッカー) | BTC相当量 | 全体比 |
|---|---|---|
| Strategy(MSTR) | 9,914 BTC | 85.8% |
| Metaplanet(3350.T) | 671 BTC | 5.8% |
| Marathon Digital(MARA) | 421 BTC | 3.6% |
| Coinbase(COIN) | 183 BTC | 1.6% |
| Block Inc.(SQ) | 120 BTC | 1.0% |
なかでもStrategy(MSTR)経由の9,914 BTC(6億2,400万ドル/1,000億円相当)が突出しており、NBIMの間接保有全体の85.8%を占めています。
これに続くMetaplanet(メタプラネット)経由の保有量は2025年末の593 BTCから2026年6月末に671 BTC(4,220万ドル/67億円相当)へ増え、全体に占める割合は5.8%となっています。
保有推移、2022年の底値から過去最高へ
NBIMの間接保有は一貫して増えてきたわけではなく、2020年の796 BTCから2021年には1,549 BTCへ増加した後、2022年には286 BTCまで減少したことがK33リサーチの時系列データで示されています。
2022年を底に再び増加へ転じ、2023年の1,507 BTCから2024年末に3,839 BTC、2025年末に9,530 BTCまで膨らんだ後、2026年6月末には過去最高の1万1,549 BTCに達しました。
この増加に伴って運用資産に占める比率も2020年の0.002%から2025年半ばには0.040%まで上昇し、2026年6月末時点の評価額は6億7,600万ドル(約1,076億円)となっています。
ただし、評価額は2025年末の8億3,400万ドル(約1,327億円)を下回っており、BTC相当量が増加する一方で金額ベースでは減少しました。
「幅広い分散投資から生じた副産物」
NBIMの間接保有について、K33リサーチは「意図的なBTC投資ではなく、幅広く分散された株式ポートフォリオから生じた副産物」と分析しています。
同社によると、背景にはBTCを財務資産として保有する企業の増加があり、こうした企業への株式投資を通じて、BTCを直接購入しない投資家にも間接的なエクスポージャーが生じるといいます。
K33リサーチは、世界最大級の政府系ファンドであるNBIMにもこうした影響が及んでいることを、ビットコインが主流金融に組み込まれた明確な事例の一つに挙げています。
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BTC保有企業が増加、間接保有先も拡大
K33リサーチのデータでは、NBIMの間接保有を構成する企業も増えており、GameStop(ゲームストップ)やGalaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)が2025年に新たな集計対象へ加わりました。
続く2026年上期にはSpaceX(スペースX)やHut 8、Bitmine Immersionなども集計対象となり、NBIMが株式投資を通じて間接的にBTCへ接する企業の範囲はさらに拡大しています。
こうした企業を通じたNBIMの間接保有量は、投資先企業のBTC保有量やNBIMによる株式保有状況に応じて変動し、次回の2026年末時点のデータではその後の増減が明らかになる見通しです。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.30 円)
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Source:K33 Research
サムネイル:AIによる生成画像







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