イーサL2「Base」、2日連続でブロック生成障害発生。ブロック生成停止の原因公表

ポストモーテムでシーケンサーのバグが原因と説明

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が開発するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」が、6月25日と26日に発生したブロック生成停止について、事後検証レポート(ポストモーテム)を6月27日に公開した。同レポートでは、障害の根本原因や影響、復旧までの経緯、再発防止策などを説明している。

ベースによると、6月25日に発生した1回目の停止は116分間、翌26日に発生した2回目の停止は20分間続いたという。同チームは、2件のインシデントは同じ根本原因によるものだとしている。また、チェーンの完全性は損なわれず、ユーザー資産は安全だったと説明している。

同レポートによると、原因は、トランザクションをまとめてブロックを生成するシーケンサーのブロック構築ロジックのバグだったという。無効なトランザクションの処理に失敗した際、本来削除されるべき内部状態(ジャーナル状態)が残り、その状態で後続の有効なトランザクションが実行されたことでガス計算に不一致が発生したとのこと。その結果、他のノードが正しいブロックとして受け入れられないブロックが生成され、チェーン全体のブロック生成が停止したとしている。

障害発生中、ベースでは新たなレイヤー2ブロックの生成が停止したほか、新たなトランザクションはブロックに取り込まれなかった。また、トランザクションの送信でもエラーが発生したという。

ベースは、シーケンサーにパッチを適用し、ジャーナル状態が適切に更新されるよう修正したと説明している。一方、復旧に時間を要した理由については、元のバグとは別にシーケンサーの同期処理にも問題があったためだとしている。同社は、この2つ目の問題が原因で翌26日に同様の障害が再発したと説明した。

同チームは再発防止策として、プロトコルのファズテストや負荷テストを強化するほか、運用および監視体制を改善するとしている。また、同様の障害が発生した場合でもネットワーク全体がより迅速に復旧できるよう、「ベース・コンセンサス(base-consensus)」へグレースフルリカバリー機能を実装する予定だという。

なお、今回のネットワーク障害を受け、ベースの開発チームは6月27日、ネットワークアップグレード「ベリル(Beryl)」後に導入予定だった「B20アクティベーション・レジストリ(B20 Activation Registry)」のメインネットでの有効化を延期すると発表した。同チームは、ネットワークの安定性を考慮し、円滑な展開を確実にするための判断だと説明している。テストネット「セポリア(Sepolia)」および「バイブネット(Vibenet)」での展開は予定通り進めるとしており、新たな実施日は後日案内する予定だ。

参考:ブログステータスページ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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