トランプ米大統領、CFTCによる予測市場の「排他的管轄権」支持

トランプ大統領が予測市場へのCFTCの排他的管轄権を支持

予測市場に関するCFTC(商品先物取引委員会)による排他的管轄権についての支持を、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が自身のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」にて5月26日(日本時間27日)に表明した。

トランプ氏は、CFTCが予測市場に対して排他的な管轄権を維持することは、予測市場が発展していくにあたり、極めて重要だと伝えた。

またトランプ氏は、「他国はこの新しい形の金融市場を狙っており、私たちはこの分野でトップの座を維持したい」との考えを示した。その他にもトランプ氏は、現在米国がビットコインなどの暗号資産について世界的な中心地であるが、他国がその立場を取って代わろうと懸命に動いていると伝え、「暗号資産は重要な産業であり、われわれはそれを守らなければならない」とも主張した。

現在、米国の予測市場を巡っては、同市場がイベント契約デリバティブであり、CFTCの規制・監督対象であるとCFTCや運営会社が主張している。一方で州側は、予測市場を州法上の賭博・ゲーミング規制の対象とみなし、訴訟、停止命令、州法制定などを通じて規制を進めている。

投稿でトランプ氏は予測市場に関する規制について「私の指導の下で、各州の基準となる基本的なルールを整えている」として、元ニュージャージー州知事クリス・クリスティ(Chris Christie)氏、ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ(Letitia James)氏、ミネソタ州知事ティム・ウォルズ(Tim Walz)氏、イリノイ州知事JB・プリツカー(JB Pritzker)氏を名指しで批判した。

クリスティ氏は、予測市場を州の賭博規制の対象とみなす立場から、カルシ(Kalshi)やポリマーケット(Polymarket)が各州の賭博法に違反していると主張している。ジェームズ氏はニューヨーク州司法長官として、コインベース(Coinbase)およびジェミナイ(Gemini)の予測市場が、州法上の違法・無免許賭博にあたるとして提訴している。ウォルズ氏は、ミネソタ州で予測市場の運営や運営支援を重罪化する州法に署名し、同法を巡ってCFTCが同州を提訴している。また、プリツカー氏が知事を務めるイリノイ州では、州ゲーミング委員会がポリマーケット、カルシ、クリプトドットコム(Crypto.com)、ロビンフッド(Robinhood)などに対し、無免許スポーツ賭博にあたるとして停止命令を出している。

またその一方でトランプ氏は、CFTC委員長のマイケル・セリグ(Michael S. Selig)氏について「素晴らしい仕事をしている」と称賛した。

セリグCFTC委員長は、予測市場をCFTCの管轄下にあるイベント契約デリバティブと位置づけ、州の賭博規制による制限に反対している。同氏は、予測市場がリスクヘッジや情報集約に役立つと主張し、州による禁止措置は連邦規制の枠組みを損なうものだと批判している。一方で、不正、相場操縦、インサイダー取引には厳格に対処し、明確なルール整備を進める考えも示している。

画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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