ワールド、World IDを大幅アップデート。TinderやZoomなどで「人間証明」展開へ

World IDを刷新しTinderやZoomなどで人間認証を展開

暗号資産(仮想通貨)関連プロジェクト「ワールド(World)」が、「人間であることの証明(proof of human)」を提供する「ワールドID(World ID)」の大規模アップデートを4月17日に発表した。

同プロジェクトは、目や顔の画像を用いて人間性を確認する端末「Orb(オーブ)」を用いて認証したユーザーを実在する人間であることを検証し、その証明をオンラインサービスで利用できる仕組みを提供するものだ。同プロジェクトによると、ワールドIDは約1,800万人の認証済み人間を160カ国で有しているという。

今回のアップデートに伴い、マッチ・グループ(Match Group)傘下のマッチングアプリ「ティンダー(Tinder)」やビデオ会議サービス「ズーム(Zoom)」、電子署名サービス「ドキュサイン(Docusign)」との連携が発表された。ティンダーでは認証済みユーザーに「認証済みの人間(Verified Human)」バッジが付与され、ズームではリアルタイムの人間性証明機能、ドキュサインでは文書署名時に人間が特定の行為を承認していることを確認する仕組みへの活用が想定されている。

同プロジェクトによると、新しいワールドIDは、消費者向けサービスや企業向けアプリケーション、AIエージェントにまたがるユースケースに対応するためのアップデートだ。ネットワーク拡大に伴い、企業には耐障害性や復旧機能、一般ユーザーには直感的でプライバシーを前提とした設計が求められるようになったと説明している。

今回のアップデートでは、アカウントベースのアーキテクチャの導入により、複数鍵対応、鍵ローテーション、復旧機能、セッション管理などが追加された。また、ワールドIDを管理する専用アプリのベータ版とSDKも公開されている。

ズームとの連携では、ディープフェイク対策機能「ディープフェイス(Deep Face)」が統合される。同プロジェクトによると、同機能はOrbで取得した署名済み画像、端末上のFace Authによるセルフィー、リアルタイムの映像フレームを照合することで、通話相手が実在する人物であるかを確認する仕組みとされている。

同プロジェクトは今回、「人間継続性(human continuity)」の概念を提示している。これは、デバイスや認証情報ではなく、人間そのものを検証する仕組みとされる。

このほか、チケット販売ツール「コンサートキット(Concert Kit)」も紹介された。同ツールでは認証済みの人間向けにチケットを優先確保・予約できることで、ボットによる買い占めや転売対策を狙う。 ・同プロジェクトは、AIの普及に伴い、「人間であることの証明」がインターネットの基盤になるとの見方を示している。

 

参考:ワールド1ワールド2 ・ワールド3
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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